戦力刷新のPSG、マジョルカからイ・ガンイン獲得へ…交渉は大筋合意、まもなく移籍成立か

0

2023年06月14日 10:09  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

マジョルカで充実のシーズンを過ごしたイ・ガンイン [写真]=Getty Images
 マジョルカに所属している韓国代表MFイ・ガンインのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍が決定的となった。スペインメディア『Relevo』を筆頭に各メディアが報じている。

 今季マジョルカで充実のシーズンを過ごしたイ・ガンインに関しては、今夏の移籍市場でのステップアップが取り沙汰されていた。かねてよりプレミアリーグの複数クラブからの関心が報じられていたが、『Relevo』によるとアストン・ヴィラ、ウルヴァーハンプトン、バーンリー、さらにはマンチェスター・Uが関心を示していたようだ。だが、本腰を入れて獲得に乗り出したクラブは同じラ・リーガのアトレティコ・マドリードだった模様。1月にも獲得オファーを出していたアトレティコ・マドリードは、今夏のイ・ガンイン獲得に向けて既に本格的な交渉をスタートさせていたが、週末に行った交渉を最後に同選手の獲得レースから身を引くことを決めたという。

 このような状況の中、PSGがイ・ガンイン獲得に乗り出したようだ。交渉は非常に順調に進んでおり、既に両クラブ間で合意に至っているという。残すはボーナスの条件を調整するのみとのことだ。また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も選手とは口頭合意に達しており、パリでメディカルチェックの大半を完了させたと報道。マジョルカとは最終的な詳細部分を調整する必要があるものの、移籍が成立するのはまもなくだと指摘した。具体的な契約期間は明かされていないものの、長期契約が結ばれる見込みだ。

 現在22歳のイ・ガンインは幼少期から母国で注目を集め、韓国の“神童”と称されていた。10歳でスペインに移住し、バレンシアのカンテラ(育成組織)に入団。2018−19シーズンにコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)のエブロ戦でトップチームデビューを飾るも、その後は伸び悩む時期が続き、2020−21シーズン限りで契約が満了。フリートランスファーでマジョルカに加入した。加入初年度は途中出場も少なくなかったが、2022−23シーズンはハビエル・アギーレ監督の信頼を掴み取ることに成功。両ウイングやセカンドトップなどで起用され、最終的にはラ・リーガ全38試合中36試合の出場で6ゴール7アシストを記録するなど、マジョルカ攻撃陣の主軸として活躍した。

 リーグ・アン連覇を達成してシーズンを終えたPSGは、2022−23シーズン限りでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの退団が決定。長年クラブの“顔”として君臨してきたブラジル代表FWネイマールの退団も取り沙汰されている。一方、今夏の移籍市場ではレアル・マドリード退団が決まったスペイン代表MFマルコ・アセンシオやスポルティング所属のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテの獲得が濃厚となっている。大幅な戦力の刷新が予想される中、イ・ガンインも新シーズンはPSGでプレーすることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。


【動画】飛躍を遂げたイ・ガンインの2022−23シーズンプレー集

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定