岩渕真奈、アーセナル退団が決定…今季途中からはトッテナムでプレー

　アーセナルは14日、FW岩渕真奈が契約満了に伴い、退団することを発表した。

　現在30歳の岩渕は、2007年から2012年まで日テレ・ベレーザでプレー。その後は欧州へと渡り、ホッフェンハイムやバイエルンに在籍すると、その後INAC神戸レオネッサでのプレーを経てイングランドへ上陸。2021年5月にアストン・ヴィラを退団してアーセナルに加入した。

　アーセナル加入後は、デビュー戦となった女子チャンピオンズリーグの一戦でいきなり得点を決めるなど注目を集めたものの、イングランド屈指の名門でスタメンを確保できず。約1年半の在籍で、公式戦28試合6ゴールという成績にとどまった。そして今冬、出場機会を求めた岩渕は、宿敵であるトッテナムへの“禁断の移籍”を決断。同クラブでは公式戦13試合に出場した。

　期限付き移籍期間が終了したことでアーセナルへと戻った岩渕だが、現行契約の満了を迎えることから、今夏に退団することが決定した。

　アーセナルはクラブ公式サイトで「マナ・イワブチは契約満了に伴いアーセナルから退団する。クラブの全員がここアーセナルでのマナの貢献に感謝しており、次の章での成功を祈っている」と声明を発表している。

　なお、過去3大会連続でワールドカップメンバーに名を連ね、東京オリンピック以降はなでしこジャパンの“10番”を背負ってきた岩渕だが、FIFA女子ワールドカップ2023オーストラリア＆ニュージーランドに臨むなでしこジャパン（日本女子代表）のメンバーからは外れている。