シート喪失の可能性がささやかれるデ・フリースとサージェント。リカルドがF1復帰のチャンスを狙う

0

2023年06月22日 07:30  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、セルジオ・ペレス
 今季F1デビューを果たした3人のルーキーのうち、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)とニック・デ・フリース(アルファタウリ)は、依然として期待された実力を発揮できていない。ともにまだ一度もポイントを獲得できず、チームメイトとのパフォーマンス差も大きいことから、シーズン中の交代も噂されている。

 前戦カナダGPで、サージェントは、予選19番手、決勝はトラブルでリタイアという結果で、車体アップデートなしというハンデキャップはあったものの、予選10番手から7位入賞を果たしたアレクサンダー・アルボンとの違いはあまりにあからさまだった。

 パドックの噂では、ウイリアムズは早ければ次戦オーストリアGPでサージャントを解雇し、現在メルセデスのリザーブドライバーを務めるミック・シューマッハーを乗せる可能性もあるという。ただしチームの筆頭株主であるドリルトン・キャピタルはアメリカの投資会社であり、アメリカ人ドライバーのサージェントを外すことに異を唱えているということだ。

 一方のデ・フリースも、8月の夏休みまでに角田裕毅に追いつけなければ、解雇される可能性がある。その場合の後任候補は、レッドブルのジュニアドライバーで、全日本スーパーフォーミュラ選手権で輝きを放ち、ヘルムート・マルコが高く評価しているリアム・ローソンと見られている。ただし現段階では、単なる噂にすぎない。

 そんな中、脚光を浴びているのがレッドブルのサードドライバー、ダニエル・リカルドだ。ESPNによれば、来季(あるいは早ければ今季後半に)、リカルドがアルファタウリのレースシートに就くことになるかもしれないという。そしてその先には、2024年末でレッドブルとの契約が切れるセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに移籍することを見据えている。

 ただしたとえペレスがレッドブルを去るとしても、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトはリカルドではなく、角田あるいはローソンという見方の方が強い。

 リカルドは、レッドブルでF1レースシートに復帰することについて、「それが実現したら、おとぎ話だろうね」と、可能性が高くないことを認めている。

「でももしレッドブルでF1キャリアを終えられたら、完璧なおとぎ話になる。どうなるかはわからない。でも、見てみようじゃないか」

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定