ソフトバンク有原、オリ山本に投げ勝ち2勝目　快投8回1失点「次につながる」

○ ソフトバンク 7 − 1 オリックス ●
＜10回戦・PayPayドーム＞

　首位攻防第1ラウンドはソフトバンクが快勝。交流戦から続く連勝を「3」に伸ばし、単独首位に返り咲いた。

　レギュラーシーズンで5連敗中だったオリックス先発・山本を攻略した。1点を先制された直後の1回裏、1番・中村晃の左前打などで二死二塁とし、4番・柳田が粘ったあとの10球目カーブを中前へ弾き返しすぐさま追いついた。

　2回は9番・甲斐の左越え二塁打などで一死二、三塁とし、中村晃の右前適時打で逆転に成功。続く牧原大の左翼線適時二塁打で3点目を加えると、3番・近藤も中犠飛で続き4−1とリードを広げた。8回は3番手の宇田川を攻め、柳田と5番・栗原の連続適時二塁打でダメ押しとなる3点を追加。侍ジャパンの2投手から計7点を奪った。

　先発の有原は初回、3番・森に先制ソロを浴びたが、2回以降は本来の打たせて取る投球術を披露。2回以降はオリックス打線を1安打に封じ、8回3安打1失点、6奪三振無四球の快投で本拠地初勝利となる今季2勝目を挙げた。

　有原は試合後、初めて新天地のお立ち台に上がり「うれしいですし、応援してもらってありがたいです」と笑顔。「先に点を取らてしまったが、すぐに取り返して勝ち越してくれたので、勇気をもって投げられました」と攻撃陣の援護に感謝した。

　いずれも移籍後最多となる8回109球の力投。「行きたいという気持ちがあったので、行かせてもらいました」と8イニング目は志願の再登板だったことを明かし、「うれしいし、次につながると思います」と次戦を見据えた。