幸いにも、今の家は私の実家の近くにあります。父が数年前に他界しているので、実家には母が1人で住んでいます。息子たちが小さいころから、お互いの家に行き来していたので、私たち家族と母との関係は良好。実家にお世話になるなら、息子たちは転校する必要もないですし、私もパートを続けられます。
母は少し神経質なところがあります。実家に遊びに来ていたときは、食事の準備や片付けを母に任せていたのであまり気にしていませんでした。食事を母に任せる代わりに、私は買い出しや掃除をしていたのです。
久しぶりに母との生活を嬉しく思いながらも、そんなに私に台所へ入ってほしくないのかと驚きました。
【第2話】へ続く。
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