一卵性双生児同士で結婚した2組の夫婦、それぞれの間に生まれた息子たちは“いとこ”でも遺伝子上は“兄弟”に(米)<動画あり>

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2023年06月26日 21:01  Techinsight Japan

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両親がきょうだいである2人は、事実上はいとこ関係である。しかし両親は一卵性双生児同士で結婚したため、それぞれの夫婦から生まれた2人は、遺伝子上は兄弟に近いという(画像は『The Peter Twins 2023年6月17日付TikTok「We’re technically brothers because of our DNA.」』のスクリーンショット)
いとこ同士でインフルエンサーとして活躍しているアメリカ在住の男性2人が、ある事実を明かして注目を集めている。いとこだが見た目がそっくりな2人の両親は、一卵性双生児同士で結婚した。その結果、それぞれの夫婦から生まれてきた2人は、遺伝子的に兄弟の関係になっているというのだ。この複雑な事実に、ネット上では困惑の声が多数あがっている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

アメリカ在住で共に“ピーター(Peter)”という名前を持つ男性2人は、TikTokで「The Peter Twins(双子のピーター)」というアカウント名で活動している。クリクリの巻き毛やあごひげに加え、顔立ちまでそっくりの2人は、双子と言われても全く違和感がない。2人は両親がきょうだいであるため、法律上はいとこ関係になる。ただのいとこのはずなのに、なぜここまで容姿がそっくりなのか。それは2人の両親に秘密があった。

2人の父親であるピーターさん(Peter)とペドロさん(Pedro)は一卵性双生児であり、同じく一卵性双生児の姉妹と結婚し、それぞれの夫婦は同じタイミングで息子を授かった。2組の夫婦は一卵性双生児であるため見た目がそっくりであり、誕生した2人の男児も瓜二つで生まれてきたのだ。2組は結婚や妊娠のタイミングもほぼ同じだったと言い、それぞれの息子に“ピーター”と同じ名前を付けた。

ピーターさんたちの事実を知ったユーザーからは、「え、双子じゃないの?」「冗談だよね!?」「これは面白いね」「説明を聞いてもまだ混乱するよ」など驚きや困惑の声が多数寄せられた。また中には「異母兄弟ってことになるんじゃないの?」と指摘する声も届いた。これに対し、ピーターさんたちは「父親だけが一卵性双生児だった場合には、異母兄弟になります。けれど僕たちの場合は母親も一卵性双生児のため、普通の兄弟ということになるんです」と説明した。

米ヘルスケア関連メディア『WebMD』によると、一卵性双生児同士の2組の夫婦が通常9か月以内の時間差でそれぞれに子どもを授かった場合、子どもたちは一般的に“quaternary twins(双子のクウォーター)”と呼ばれるそうだ。レアケースであるため十分な研究は行われていないが、子どもたちはいとこにもかかわらず、遺伝子を調べると同じ両親から生まれたきょうだいに近いという。なお生まれた子どもたちの見た目がそっくりで「双子のクォーター」と呼ばれているものの、専門家の見解によれば科学的に双子とはみなされないとのことだ。

ちなみに昨年2月にもまったく同じ状況のカップルが話題を呼んでおり、一卵性双生児同士で結婚した夫婦からそれぞれ誕生した男児の見た目があまりにそっくりで、世間から驚きの声が集まっていた。



画像は『The Peter Twins 2023年6月17日付TikTok「We’re technically brothers because of our DNA.」「#onthisday Meet our twin dads!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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