トッテナム、レスターMFマディソン獲得に近づく…約73億円で口頭合意か

　トッテナムが、レスターに所属するイングランド代表MFジェームズ・マディソンの獲得に近づいているようだ。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在26歳のマディソンは2018年夏にノリッジからレスターに加入し、ここまで公式戦通算203試合の出場で55ゴール41アシストを記録。2022−23シーズンも公式戦32試合出場で10ゴール9アシストを記録するなど、チームの中心選手として活躍している。

　しかし、レスターは2022−23シーズンを18位で終え、降格が決定。これに伴い、契約満了となる７選手が退団となることがすでに発表されているほか、今年1月には売却に消極的だったマディソンについても現行契約が2024年6月30日までとなっていることもあり、オファーに耳を傾ける方針であることが報じられている。

　そんなマディソンにはトッテナムのほかにニューカッスルも関心を示し、当初はチャンピオンズリーグ（CL）の出場権を獲得したニューカッスルが優勢とも見られていたが、ニューカッスルがミランに所属するイタリア代表MFサンドロ・トナーリ獲得に近づいていることから、現在はトッテナムがマディソンの獲得で優位な位置をつけているようだ。

　報道によると、トッテナムとレスターの交渉は進展している模様で、交渉が成立する可能性は慎重ながら楽観的な見方がされているという。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、4000万ポンド（約73億円）の移籍金で両クラブは口頭合意に達し、追加オプションや支払い構造の最終詳細が決まり次第、発表される見込みであることを伝えている。

　また、個人的な条件に問題はなく、近々メディカルチェックも予定されている模様で、マディソンのトッテナム加入は時間の問題と見られている。