エルトン・ジョン、「グラストンベリー」の視聴者数が過去最高記録　英国で730万人以上が視聴

英歌手エルトン・ジョン（76）がヘッドライナーを務めた「グラストンベリー・フェスティバル」は英公共放送『BBC』で生中継されたが、730万人以上が視聴したことが明らかになった。5分間のピーク時には760万人が視聴し、同フェスティバルで史上最高の視聴者数を記録した。後日、エルトンは自身のSNSで当日の写真を公開し、ファンに向けて感謝の気持ちを綴っている。

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エルトン・ジョンは現地時間25日、英大型野外音楽フェス「グラストンベリー」のピラミッド・ステージでヘッドライナーを務めた。

この日は、エルトンのツアー『フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード（Farewell Yellow Brick Road）』の英国公演最終日となった。エルトンは今回を最後にツアーから引退すると宣言していたこともあり、ステージ前の広場には12万人以上のオーディエンスが詰めかけた。


ライブの模様は、英テレビチャンネル『BBC One』で午後9時から11時過ぎまで生中継され、多くの国民がエルトンの英国最後となるステージを視聴した。

英TV視聴率プロバイダー「Overnights.tv」によると、この時間帯には730万人以上が『BBC One』にチャンネルを合わせたという。昨年、ヘッドライナーを務めたポール・マッカートニーのライブ中継は270万人が視聴したが、エルトンのライブはこれをはるかに上回るものとなった。

エルトンのライブ中継は、25日のこの時間帯における全視聴者のほぼ半数を占めたそうで、グラストンベリー史上最大の視聴者数を記録した。5分間のピーク時には最高760万人が視聴したという。

ちなみに、23日にヘッドライナーを務めた英バンド「アークティック・モンキーズ」は約150万人が、24日のヘッドライナーだった米バンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」は約100万人が視聴したそうだ。

エルトンは25日の午後9時過ぎ、黒い縁に赤いレンズの眼鏡をかけ、金色のスーツを着てステージに登場した。ピアノの前に座ると、英ロックバンド「ザ・フー」の楽曲『ピンボールの魔術師（原題：Pinball Wizard）』を10年以上ぶりにライブで披露した。その後も数々の名曲を演奏し、ショーのクライマックスには盛大な花火が打ち上げられた。エルトンは花火が鳴り響く中『ロケットマン』を歌い上げ、最後となる英国ツアーの幕を下ろした。


翌26日、エルトンは自身のInstagramでステージの様子を公開し、「ありがとう、グラストンベリー！」と言葉を添えた。そして応援してくれたファンに向けて、感謝の気持ちを次のように綴った。

「昨夜のエネルギーは他では味わえないものでした。会場や自宅で見てくれた人達の愛とサポートに、これ以上ないほど感謝しています。みなさんは、永遠に僕の心の中にいます。」

そして「英国よ、なんというお別れなんだろう。愛してるよ」と加えた。

この日の会場のVIPエリアでは、エルトンのパートナーで映画制作者のデヴィッド・ファーニッシュ（60）が、代理母によって誕生した息子のザッカリーくん（12）とイライジャくん（10）と一緒にショーを見守っていた。

デヴィッドも26日に自身のInstagramで当日の様子を公開し、次のようなメッセージを記した。

「おめでとうダディ。昨夜に僕達全員が感じた、とてつもない喜びとお祝いの気持ちを表現するには言葉が足りない。素晴らしいを超越している。最高の演奏だったよ！」

「週末を通して私達家族を温かく歓迎してくれた、グラストンベリーの皆様に感謝を伝えます。私達家族にとって初めてのグラストンベリーでした。これから何度もやってくるでしょう。楽しい時間を過ごしました。」

画像は『David Furnish　2023年6月26日付Instagram「Congratulations Daddy!!」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）