勝田範彦、梅本まどか、そして東海地区5局のアナがPR。2023ラリージャパンは豊田スタジアム内でSSを実施

　6月28日、今年も愛知・岐阜を舞台にして開催される『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』のPRイベントが名古屋市内で開催され、開催概要などが発表された。イベント内では愛知県豊田市にある豊田スタジアム内にコースを作ってSS（スペシャルステージ）が設けられることも明らかとなった。

　同地での開催は2022年に続いて2度目となり、今年はコロナ禍に伴うイベント制限なども緩和され、より多くのファンにラリージャパンを楽しんでもらうべく、新たに豊田スタジアム内に特設コースを設け、2台が同時に走る“デュアルSS”を行う。初日となる11月16日（木）から11月18日（土）のデイ3まで、豊田スタジアムを舞台にしたSSを設け、各日で3万5000人の動員を目標にしているとのことだ。

　そして、最終日は昨年と同様にセレモニーフィニッシュの場所になるとのことで、デイ4に関してはスタジアム内をすべて自由席にして、チケットは大人4000円（3歳〜中学生の子どもは1500円）と、ファンが求めやすい価格設定にされた。

　PRイベントでは、大会実行委員会の会長で愛知県豊田市の市長を務める太田稔彦氏が「ラリーは山間地で行われることが多いので、どうしても入場者数に制限がかかってしまいます。より多くのファンの皆さんにラリーを楽しんでいただき、ラリーファンの裾野を広げる。そういった意味で、豊田スタジアムの活用はかなりの効果があると思っています」と、豊田スタジアムのSS新設に意欲をみせていた。

　そのほかにも、いくつかのSSに観戦エリアを設けての観戦券を販売するプランがあり、なかにはマイカーに複数人で同乗来場することで、ひとりあたりの価格が得になる『同乗割引観戦券』が設定されるなど、さまざまな工夫がなされている。

　また、観戦券の販売スケジュールも昨年から変更され、全部で5段階8パターンに区分けされての販売となる。第一弾は、地元となる愛知・岐阜の人々にラリージャパンを楽しんでもらうべく、豊田氏、岡崎市、新城市、設楽町、恵那市、中津川市の在住者を対象とした先行抽選販売を6月30日（金）11時から実施。その後、オフィシャルサイトでの先行抽選販売や、ふるさと納税を行った人への販売期間なども設けられており、一般の先着販売は8月25日（金）10時が予定されている。

　このPRイベントには、JRC全日本ラリー選手権で活躍する勝田範彦や、コドライバーで昨年のラリージャパンにも参戦した元SKE48の梅本まどかが登壇し、ラリージャパンやWRC世界ラリー選手権の魅力について語った。

　なかでも地元愛知県出身の梅本にとっては、豊田スタジアムがラリージャパンのSSになるということは感慨深い様子で「豊田スタジアムは名古屋グランパスの応援で普段から何回も行っていますし、SKE48のときにもコンサートをさせていただきました。そんな豊田スタジアムが、昨年はセレモニアルスタートの場所になり『ここからスタートできるんだ！』という気持ちになりました。今回は（SSで）バトルができるということで、自分がドライビングをするわけではないですけど、良い走りをお見せして、いろいろな方に楽しんでいただけたらなと思います」と目を輝かせながら話していた。

　また、全日本ラリーで活躍し、現在WRCのTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム（TGR-WRT）で活躍する勝田貴元の父でもある勝田範彦は、自身もラリージャパンに参戦予定とのことで「昨年はリタイアで終わってしまったので、今年はなんとか結果を残したいなと思います。息子の貴元も、ラリージャパンに向けて照準を合わせてきていると思うので、ぜひその走りをみてほしいと思います」と語った。

　そして、イベントの最後にはラリージャパンをともに盛り上げる応援サポーターとして、今年は東海地区のテレビ局5社から選ばれた中京テレビの赤木由布子アナウンサー、CBCテレビの斎藤初音アナウンサー、東海テレビの篠田愛純アナウンサー、名古屋テレビの南雲穂波アナウンサー、テレビ愛知の長江麻美アナウンサーが登壇。全力で大会を盛り上げていくと、それぞれ意気込みを披露した。

　注目の『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』は11月16〜19日に愛知県と岐阜県を舞台にして開催され、観戦チケットは6月30日の開催地域限定先行抽選販売を皮切りに、順次販売が行われていく。詳細についてはラリージャパンの公式サイト（https://rally-japan.jp/）を確認してほしい。