P!NK、観客から“遺灰”を投げ込まれる 「これはあなたのママなの?」困惑するも冷静な対応

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2023年06月29日 10:01  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

25日にロンドンのハイドパークで公演中、遺灰が入った袋をステージに投げ込まれた歌手P!NK。戸惑いながらもファンに話しかけていた(画像は『P!NK 2023年1月12日付Instagram「#ad Some behind the scenes」』のスクリーンショット)
米歌手P!NK(ピンク)が英ロンドンのハイドパークで公演中、ファンから遺灰が入った袋がステージに投げ込まれるというハプニングが起こった。P!NKはこの袋を見つけた途端、困惑したようで歌唱を一時中断してしまった。そして袋を投げたファンに話しかけた後、戸惑いながらも冷静に対応していた。

P!NKが『サマー・カーニバル・ツアー』の一環として、現地時間24日と25日にロンドンのハイドパークで開催された「ブリティッシュ・サマータイム・フェスティバル(BST Hyde Park)」でパフォーマンスを披露した。

25日のステージでは、彼女が2002年のヒット曲『Just Like A Pill』を歌唱中、観客から母親の遺灰を入れた小さな袋を投げ込まれるというハプニングが起きた。

TikTokで拡散された動画には、P!NKが足元に小さな袋が落ちているのに気付き、歌を中断する場面が映し出されている。彼女は袋の方に歩み寄ってしゃがみ込むと、困惑した表情で袋を手に取った。袋は先端に青いジッパーが付いており、透明で中味が見えるフリーザーバッグのようだ。

P!NKは観客の方を見つめ、袋を持ちながら「ちょっと待って。これはあなたのママなの?」と尋ねた後、遺灰を贈られたことについて「どう感じていいのか分からないわ」と付け加えた。

そしてステージ前方に歩いていくと、P!NKは持っていた袋をスピーカーの前に丁寧に置いた。その後は再び歌い始めた彼女だが、戸惑った表情を隠せない様子だった。

この動画が拡散されると、あるTwitterユーザーが遺灰を投げ入れた理由について、次のような意見を述べた。

「私の友人達は、この(袋を投げた)女性の近くに立っていたそうよ。彼女の母親は生前、病気がちであまり外に出られなかったから、この女性が遺灰を持ってきた。だから母親は外出できたんだ。それがすべての人にとって好ましいとは限らないけど、彼女自身にとっての安らぎになっているのかもしれない。」

このツイートに対し、他のユーザーからはこのような返信が見られた。

「もしそうなら、P!NKは本当にうまく対処したわね。私ならビビってしまうわよ。」
「自分のトラウマや悲しみを他人に押しつけるのはまったく不適切だ。境界線を学んでくれ。」
「そうだとしても、誰かに投げつけるのは理解できない。彼女の遺灰が歌手と一緒にいる必要なんてないんだ。」
「それにしても不謹慎すぎる。あの袋に入っていたのは、ドラッグと勘違いされたかも知れないんだよ。」

なおこの日のショーには、俳優ヒュー・ジャックマンが主演映画『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシー監督と一緒に訪れていた。ヒューは25日に自身のTwitterでマイケルとのツーショットやP!NKのステージの様子を公開し、こう綴った。

「素晴らしいP!NKのパフォーマンスを観て、ハイドパークでの最高の夜を過ごした。彼女の声は並外れている。そして僕の親愛なる友人マイケル・グレイシーと、ちょっとしたグレイテスト・ショーマンの再会を果たしたよ。」

P!NKはヒューの投稿を共有すると「なんて夜だったのかしら! ふたりのことが大好きよ!」と記し、赤いハートの絵文字を添えた。

2018年には、P!NKと当時7歳だった娘ウィロウちゃんがコラボし、映画『グレイテスト・ショーマン』の人気ナンバー『A Million Dreams』をカバーする動画が公開されていた。



画像は『P!NK 2023年1月12日付Instagram「#ad Some behind the scenes」』『P!nk 2023年6月26日付Twitter「What a night!!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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