NTT西日本グループが一体となって“一斉清掃活動”を実施 ― 約4,500名が参加し、各エリアのごみを収集

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2023年06月30日 10:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
NTT西日本グループは、グループ一体での地域の清掃活動を、2023年5月25日〜6月15日の期間に実施。期間中、NTT西日本グループの各支店の社員および社員の家族、計約4,500名が清掃活動に従事した。


本活動は、NTT西日本グループのサステナビリティ活動の一環として、地域への貢献や社会貢献意識の醸成などを目的に、5月30日「ごみゼロの日」、6月5日「環境の日」、6月8日「世界海洋デー」の3つの記念日を含む、2023年5月25日〜6月15日の期間に西日本エリアの各支店がそれぞれの拠点周辺の清掃を行ったもの。西日本エリア全体では、45リットルのごみ袋約800袋分のごみを収集したという。


○■本社と支店が連携することでより地域に貢献



今回の取り組みの背景について、NTT西日本 総務人事部 ESG推進室 サステナビリティ推進担当より、担当課長の中村大氏と松田優希氏に話を伺った。



NTT西日本グループが一体となって行った“一斉清掃活動”だが、同グループでは以前から、各支店が中心になって、地域の特性や繋がり、ニーズにあった社会貢献活動に取り組んでいる。今回は「本社と支店が連携することで、より地域に貢献することを目的とした企画」という松田氏は、本活動の目的として、社員の社会貢献意識の向上や一体感の醸成を挙げた。さらに中村氏は、「サステナブルな社会の実現のためには、企業は社会の一員として、事業活動だけではなく、社会貢献活動も重要な取り組みになる」との認識を示した。



そうした社会貢献活動の中で、今回清掃活動が選ばれたのは、各支店の要望や実態を踏まえた上で、NTT西日本グループ統一で実施できるものを検討した結果であり、「身近なところから始められる地域社会への貢献」として“一斉清掃活動”が実施されることになった。

しかし、グループ全体での実施をめざすためには、各地域の事情を考慮する必要が

あったという中村氏。



「本来であれば、昨年度中の実施を目指し、12月ごろをめどに具体的な検討が進んでいたのですが、NTT西日本グループには、北陸などの降雪エリアが含まれているため、冬の時期には実施ができないという問題がありました」



30支店が一斉に実施することの難しさを痛感しつつ、今回5月30日「ごみゼロの日」、6月5日「環境の日」、6月8日「世界海洋デー」といった3つの記念日を含む時期を再設定。社会貢献意識も高まり、社員の意識醸成にも最適な期間に実施することができた一方で、やはり天候の問題は避けられず、梅雨の時期ということもあって、残念ながら雨天で実施できなかった支店があるなど、今後への課題も残ったという。

○■地域への貢献はもちろん、社内にも好影響



ここでは、実際に“一斉清掃活動”を実施した結果、各支店から届けられた声を一部紹介しよう。


日頃、通勤で通っている場所の清掃でしたが、普段は気づかない植え込み等にごみがありました。これからも地域社会の一員として積極的に参加したいと思います。

街がきれいになると気持ちがよく、スッキリしました。

未来ある子供たちのためにも地球環境保護に貢献できてよかったです。

地域の皆さまから感謝のお声がけをいただき、地域貢献していることを実感しました。

朝の清掃活動に大勢の参加者がいたことを嬉しく思ったと同時に、地域の清掃活動に参加することで「企業は社会の一員である」と改めて感じました。

清掃をしながら、他のエリアでも、この期間に同じような活動をしているのだと思い、いつもの清掃活動以上にモチベーションがあがり、頑張りました。

5月30日の「ごみゼロの日」は、愛知県豊橋市が発祥の地と言われており、(東海支店の参加者として)この日に実施できたことがよかったです。回収されたごみもいつもより多く、活気のある活動でした。

ごみ拾いを通じて、社員同士のコミュニケーションも深まり、一体感が生まれたと思います。

コロナが明けての久しぶりの集団行動で、日常が戻ってきたように感じられ、うれしくなりました。


グループ全体で期間を定めて活動するのは今回が初めての試みであり、各支店ともに、今まで以上の反響が社員にも直接届いているという松田氏。「社員のモチベーション向上や意識醸成にも繋がるなど、非常によい効果があったという声を聞いております」。



一方、清掃活動を行うことで、街が綺麗になるという結果だけでなく、街にどれくらいゴミが落ちているのかが把握できるため、環境に対する取り組みや社会貢献に対するマインドにも良い影響があったと話す中村氏。「小さな一歩かもしれませんが、社員の心にも響いていますし、地域との繋がりだけでなく、会社の中でも社員間のコミュニケーション向上に繋がったのではないか」との声を紹介してくれた。



今回の一斉清掃活動の総括はこれからだが、「個人的には今後も続けて行きたいという思いがある」という中村氏。松田氏も「各支店では、これまでから清掃活動だけでなく、フードドライブなど様々な社会貢献活動を行ってきています。そういった活動を続けながら、あらためて今回のような全社一体となっての取り組みも進めていきたいです」と今後の意気込みを語った。


NTT西日本グループでは、本期間以外でも、清掃活動をはじめとした社会貢献活動を実施・推進。社会の持続的発展のため、豊かな地球環境を守っていくために、こうした活動を通じて積極的に地域社会に貢献していくとしており、今後の展開にも注目していきたい。



糸井一臣 この著者の記事一覧はこちら(糸井一臣)
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