巨人がサヨナラ勝ちで連敗ストップ!代打弾の岸田行倫に高木氏「キャッチャー脳ですよ」

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2023年07月01日 06:54  ベースボールキング

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サヨナラ本塁打を放った巨人・岸田行倫 (C) Kyodo News
◆ 緊張で迎えるも「バット一閃」で決めた

 巨人は30日、本拠地での阪神戦に2−1でサヨナラ勝利。今季9試合目の“伝統の一戦”は両投手陣が好投を見せロースコアのまま延長戦にもつれ込んだものの、最後は代打の一振りによる劇的な決着で幕切れとなった。

 1−1で迎えた10回裏の攻撃だった。二死走者無しから投手の高梨雄平に代わり、プロ6年目の捕手・岸田行倫が打席へ。2球目のカットボールを振り抜くと、大きな放物線は歓声がこだまするライトスタンドへ。今季第1号は、巨人の捕手としては29年ぶりの代打サヨナラ本塁打となった。

 試合後のヒーローインタビューで岸田は「(先発の戸郷が)必死に投げている姿を見て、なんとかしてやろうという気持ちで。正直ネクストでめちゃくちゃ緊張していて、打席に行く前に阿部さん(=阿部慎之助コーチ)に“ホームラン狙ってこい”と言われて、思い切ってスイングした結果がこういう形になって本当にうれしいです」と興奮冷めやらぬ様子で振り返った。


 試合を決めた岸田について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は「真ん中からちょっと割れるカットボールを捉えてバットが一閃。見事というか、びっくりしました」と絶賛。

 また、普段はスタメンに名を連ねることの少ない選手が連敗を止めた事についても、「日替わりヒーローが出るっていうのはチームのムードも変わりますよ」とコメント。岸田の本塁打が持つ意味の大きさを強調しながら、今後のチームの上昇を予感した。


 番組MCを務めた高木豊氏も、ヒーローインタビューを踏まえて「キャッチャー脳ですよ」と述べ、投手陣の踏ん張りに報いる一発を高評価。

 同じく出演した坂口智隆氏も「やっぱり元気印の選手が打つとチームも盛り上がりますよね」と語り、「(ホームインするタイミングで)ヘルメットを投げたら良かったのにと思いましたけど、興奮して忘れたのかな」と優しくコメントした。

 4連敗中というチームの嫌な流れをひと振りで断ち切って見せた岸田。今後も勝負強いバッティングでチームを上位争いに導く活躍に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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