綱啓永『ばらかもん』で五島列島を大満喫!20代での高校生役に「あと3年はイケる」

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2023年07月07日 12:01  TVerプラス

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杉野遥亮さんが主演を務めるドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系、毎週水曜22:00〜)が、7月12日より初回15分拡大SPでスタート。長崎県の五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟が、島民たちとの交流を通じて成長する姿を描くハートフル“島”コメディです。本作で、料理から島の子供の世話まで何でもこなす高校3年生・木戸浩志を演じるのが綱啓永さん。五島での撮影や、24歳で高校生を演じることへの本音を聞きました。

――五島での撮影はいかがですか?

五島列島でクランクインしたんですけど、まだ僕のシーンは全然撮っていなくて(※6月上旬取材当時)。撮影がちょっとしかなかったので、ほぼ1人旅みたいな感じでずっと観光していました。僕の本当のクランクインは、来週ぐらいです(笑)。

――五島は満喫されました?

めちゃめちゃ満喫しましたね。友達がいなかったので、泊まっていたホテルの支配人さんと仲良くなったんですよ。それで、ご飯に行ったり、五島もほぼ全部メモを取りながら回ったりしたので、「今なら綱くん、誰でも案内できるよ!」って言われるくらい。杉野さんを案内するのは緊張しちゃいますけど(笑)、どこかいいところを聞かれたら、答えられます!

――五島の魅力はどんなところに感じていますか?

自然も綺麗だし、食べ物も飲み物も美味しいです。僕、お酒が弱くて焼酎なんて飲めなかったのに、ある焼酎を「これなら飲めると思うよ」と勧められて、飲んでみたら美味しかったです。それから、どこに行っても全員いい人なんですよね。たとえば、支配人さんと無料で入れる足湯に行ったんですけど、タオルを持って来ていなくて。「も〜う、支配人さん何やってるんですか〜」みたいに話していたら、隣のおじいさん、おばあさんのご夫婦が、タオルを貸してくれたり。

それに、支配人さんはどこに行っても友達ばかりで、島みんなが“ファミリー”のような。その感じもすごく好きですね。『ばらかもん』の撮影をしているのもみんなが知ってるから、どこに行っても「ドラマの撮影ですか?」「頑張ってください」と声をかけてくれる。それがすごく嬉しくて、心が洗われた感じです……まぁ、汚れていたわけじゃないですけど(笑)、多少の汚れはあったと思うので、それが綺麗に洗い流されました。

――演じる浩志をどんなキャラクターと捉えていますか?

すごく根がしっかりしてるヤツだなと思います。勉強も運動もオール3で、親から「ミスター平凡」と言われてるんですけど、なんやかんや島の子供たちのお世話をしてるし、料理もしてるし、しっかりしたところもある。見た目が金髪だったりするので、最初はすっからかんの軽い人間なのかなと思ったけど、今はすごく中身がしっかりした、芯のあるいいお兄さんなのかなと思っています。

――役作りについても聞かせてください。

(『ばらかもん』の)アニメも見ていますけど、一番は“子供たちの島のお兄ちゃん”というところですね。子供たちにとって、本当のお兄ちゃんにならないといけないので、五島列島での撮影というチャンスを逃したらもう無理だろうなと思って、全力でコミュニケーションを取りました。今では、みんな「ひろにぃ〜」って走ってきてくれるので、いい感じに役づくりできているのかなと思います。みんなすごく純粋でかわいくて、すぐに駆け寄ってきてくれるんです。

――子供たち以外のキャストとの交流は?

まだ、ここからという感じですかね。杉野さんとも話したいんですけど、お忙しいからすぐ東京に帰っちゃうんですよ。でも、現場ではすごく優しいです。五島での撮影が、第1話を撮ったり、最終話を撮ったり、(撮影順がバラバラだったので)すごく大変で。そのときに、「何かわからないところとか、感情が難しいところとかがあったら、本読みに付き合うからいつでも言って」と言ってくれて、優しくて、熱くて、すごくいい人だなと思いました。役的にも、のちに“兄貴”と慕うような人になるので、そういう仲になれるように頑張りたいです。

――綱さんは現在24歳。高校生役と聞いたときのお気持ちはいかがでしたか?

高校生役をできるのは嬉しかったです。ここ1年くらい、いろいろな媒体さんのインタビューで「どんな役をやりたいですか?」と聞かれるたびに「この歳になるとそろそろ高校生役ができなくなるから、最後に1回くらいやっておきたい」と答えていたので、意外と早めに叶って「ヤッター!」と。ただ、やっぱり役と自分の年齢差があるので、ちょっと不安な部分はありました。でも、僕は顔が幼いから、衣装合わせで制服を着たら意外と馴染んでいたので、そこは自信を持って演じようと思っています。

――まだまだ高校生役はイケそうですか?

あと3年はイケるんじゃないですか?(記者に頭を下げながら)「オファー待ってます」と、伝えておいてください(笑)。

――『ばらかもん』は“元気者”という意味ですが、綱さんの“これがあると元気になれる”というヒト、モノ、コトを教えてください。

友達、マンゴー、チョコ、仕事、オフ、サウナ……で、今は車が欲しいので、車。あとはバイクも欲しいので、バイク。それからバイクの免許、家族、あとはもちろん、ファンのみなさんです!

――その中でも、今、一番力を入れてるものは?

友達と、“つなマル”であるファンのみなさんは大前提として、車ですかね。今かわいいなと思う車があって、父親には(車関係の)知り合いがいるので、LINEでずっと連絡を取っています。「これどう?」「この色がいい!」みたいな(笑)。なので、今年中には手に入るかなと思っています。

――そうやって好きなものがあるからこそ、仕事も頑張れる?

そうですね。きちんとプライベートでリフレッシュできているからこそ、仕事も頑張れると思います。性格上、僕はあまり物事に頑張りすぎるっていうことができなくて。でも今は頑張ることができているので、周りの環境に恵まれているのだと感じています。

――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます。ハートフル“島”コメディということで、その名の通りハートフル、そしてほどよいコメディもある作品です。清舟先生の成長だったり、僕が演じる浩志や子供たちの成長も楽しんでいただきつつ、個人的には“最後に浩志がどうなるのか”に注目していただければと思います。子供たちが本当にかわいいので、癒されながら、毎週の放送を楽しみにしていてください!

<ヘアメイク>
牧野裕大(Vierge)

<スタイリスト>
三宅剛

(取材・写真・文:nakamura omame)
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