メルセデスは早い時期からF1映画に関与。ガレージのデザイン、エンジニアリングサービスなどを提供をしたと明かす

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2023年07月13日 06:10  AUTOSPORT web

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映画の撮影のため、F1第11戦イギリスGPの週末にはシルバーストンに架空のF1チーム『APXGP』のガレージが設けられた
 メルセデスF1は、架空のF1チーム『APXGP』への関わりについて明らかにした。APXGPは現在制作中のハリウッドのF1映画に登場するチームで、先週末にシルバーストンで撮影が行われた。

 F1を舞台にしたブラッド・ピット主演の映画のタイトルはまだ未定だが、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、グランプリレーサーのモデルふたりから完全装備のガレージとピットウォールまで、可能な限りのリアリズムを組み込むための努力を惜しまなかった。

 APXGPの黒とゴールドのマシンが木曜日にシルバーストンで姿を現したとき、マシンのボディワークにはAMGを含むメルセデスの一部のスポンサーのロゴがあることに誰もが気がついただろう。メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、『トップガン マーヴェリック』を監督したジョセフ・コシンスキーに、メルセデスがハードウェアとエンジニアリングサービスの一部を提供していたことを認めた。また、ルイス・ハミルトンは共同プロデューサー兼スペシャルアドバイザーを務めている。

「我々はかなり早い時期から関わってきた」とウォルフはシルバーストンでメディアに語った。

「最初の話し合いによって、我々はフランスのドライビングスクールにブラッドを送り、F4から上のクラスのフォーミュラカーまですべてを体験してもらった。ストーリーに協力しようと考えていた」

「ルイスはエグゼクティブプロデューサーなので、映画が公開されるときには、できるだけ現実的になるようにしたいと考えていた」

 APXGPのマシンはF2マシンがベースとなっており、メルセデスから供給されたF1スタイルのボディワークが装着されている。

「何度か笑ったこともあったが、非常に素晴らしい物語だし、彼らも努力を注いでいる。我々はF2マシンを使ってそこにボディワークを施し、F1マシンに見えるように協力した」とウォルフは語った。

「そしてガレージやピットウォールなどすべてにおいても、できるだけリアルになるようにデザインを提供した。今ならわかると思うが、それほどの努力が注ぎ込まれている」

「数週間前に監督と話をして、『今どこにいる?』と訪ねた。私は彼がハリウッドにいると思っていた。しかし彼はこう言った。『ブラックリーのアパートにいるよ』とね。映画監督を務めるのは大変なことだ」

「ガレージに入ると、背後にあるセットは信じられないほどに素晴らしいものだ」
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