真中氏、3位・DeNAは「チーム状態的にいい時に比べると…」、「9回は本当に大事」

　21日に放送された『ナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』（ニッポン放送）にショウアップナイターの解説者・真中満氏が出演し、セ・リーグ・3位のDeNAについて言及した。

　真中氏は「チーム状態的にはいっときのいい時に比べると、投打ともによくない状態。打線のつながり、牧、佐野、宮崎と頑張っていますし、下位打線の部分もうまくカバーしながら戦っているんですけど、決定打というときに攻められていない」と指摘。

　投手陣についても「先発は頑張っているんですけど、康晃ですよね。9回は本当に大事なんで、8回は伊勢投手がある程度安定してしっかり投げている。やりくりが三浦監督は難しいのかなと思います。先発はある程度しっかりゲームを作りながら終盤につなぐというところなんですけど、７、８、9回のピッチャーは大事になってくる」と話した。

　優勝に向けたキーマンについては「開幕から1番に入ることが多くて、これがいい悪いとかじゃなくてなかなか数字が上がってこなかったんですけど、元々3割を打つバッター。他球団のピッチャーが苦しくなってきた時に、確実に夏場上がってくると思う。勝負強いバッティングをすることによって、ピッチャーが苦しいと思うので、そこをどう助けられるかというところで佐野選手をキーマンにしたいと思います」と佐野恵太の名前を挙げていた。

　DeNAは開幕から状態が良く、交流戦で初優勝を果たし、リーグ戦再開後の6月25日には今季最多の貯金「12」にしたが、7月に入ってからややチーム状態が下降気味。オールスター前の広島との3連戦で3連敗し、3位でオールスター前の戦いを終えた。25年ぶりのリーグ優勝に向けて、熱い後半戦にしたい。

（ニッポン放送ショウアップナイター）