マンCがバイエルンとの“王者対決”を制する！　ラポルテが終了間際に劇的な決勝点

　バイエルンとマンチェスター・Cが26日、『国立競技場』で行われた「Audi Football Summit powered by docomo」で対戦した。

　ブンデスリーガで11連覇を達成したバイエルンは、ジョシュア・キミッヒ、アルフォンソ・デイヴィス、セルジュ・ニャブリなどの主力選手がスタメン入り。サディオ・マネ、レオン・ゴレツカらがベンチ入りした。

　一方でプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ（CL）の“トレブル”を達成したマンチェスター・Cは、23日の横浜F・マリノス戦から先発メンバーを4名を変更。ジャック・グリーリッシュ、エデルソン、マテオ・コヴァチッチらがスタートから出場を果たし、アーリング・ハーランドらはサブスタートとなっている。

　試合は一進一退の攻防が続くなか、最初のビッグチャンスがバイエルンへ訪れる。19分にペナルティエリア手前でFKを獲得すると、サネが左足を振り抜き直接ゴールを狙うが、縦に鋭く落ちたボールはクロスバーを叩き得点には至らない。

　すると直後にマンチェスター・Cがスコアを動かす。21分にカイル・ウォーカーのボールを受けたニコ・ルイスがドリブルでボックス内に持ち運ぶと、相手DFをかわし走り込んできたアルバレスにグラウンダーで折り返しのパスを供給。アルバレスの放ったシュートはバイエルンのGKヤン・ゾマーに弾かれたものの、こぼれ球をジェームズ・マカティーが押し込み、先制に成功した。

　ハーフタイムに大幅なメンバー交代を行った両チームだったが、互いに決定機を作れない時間が続く。マンチェスター・Cがボールを握るが、強固なブロックを敷くバイエルンを攻略できない。

　しかし、こう着状態が続いた82分、バイエルンに得点が生まれる。華麗なパスワークからアントニオ・ティクヴィッチが左サイドを突破すると、ポケットに侵入して上げたクロスにパウル・ヴァナーが合わせる。マンチェスター・CのGKエデルソンが一度は防ぐが、マティス・テルが詰めてゴールネットを揺らした。

　86分にはショートコーナーの流れからフォーデンがPA内深くでボールを受けることに成功。勢いを持ちながらシュートを放つと、こぼれ球がアイメリク・ラポルテに渡り、冷静に流し込んでマンチェスター・Cが再度バイエルンを突き放す。そのまま試合は2−1で終了し、マンチェスター・Cが勝利を収めた。

　【スコア】
バイエルン　1−2　マンチェスター・Ｃ

【得点者】
0−1　21分　ジェームズ・マカティー（マンチェスター・C）
1−1　82分　パウル・ヴァナー（バイエルン）
1−2　86分　アイメリク・ラポルテ（マンチェスター・C）

【出場選手】
▼バイエルン
GK：ヤン・ゾマー（HT　ウルライヒ）
DF：ウパメカノ（HT　スタニシッチ）、パヴァール（HT　ティクヴィッチ）、A・デイヴィス（HT　クレツィヒ）、マズラウィ（HT　ブナ・サール）
MF：キミッヒ（HT　ゴレツカ）、ライマー（HT　フラーフェンベルフ）、ムシアラ（HT　ヴィドヴィッチ、83分　アリヨン・イブラヒモヴィッチ）
FW：ニャブリ（HT　マティス・テル）、サネ（HT　マネ）、コマン（HT　パウル・ヴァナー、83分　パブロヴィッチ）

▼マンチェスター・Ｃ
GK：エデルソン
DF：ウォーカー（HT　カンセロ）、ストーンズ（HT　オスカー・ボブ）、ルベン・ディアス（HT　ロドリ）、アケ、リコ・ルイス（HT　ラポルテ）
MF：コヴァチッチ（HT　K・フィリップス）、グリーリッシュ（HT　セルヒオ・ゴメス）、B・シルヴァ（71分　ペローネ）、マカティー（HT　フォーデン）
FW：アルバレス（HT　ハーランド）