国内唯一のアプリリア使い『Team TATARA aprilia』がNSTクラスで2023鈴鹿8耐にチャレンジ

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2023年08月01日 19:30  AUTOSPORT web

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2023鈴鹿8耐に参戦するサミュエル・カバリエリ、和田留佳、新庄雅浩(Team TATARA aprilia)
 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスとST1000クラスに唯一アプリリアでフル参戦しているTeam TATARA apriliaがチーム発足2年目にして鈴鹿8時間耐久ロードレースに初参戦する。クラスはEWCではなくNSTとなる。ライダーはJSB1000クラスを戦う新庄雅浩を中心にST1000クラスの和田留佳、そしてサミュエル・カバリエリの3名となる。

 今シーズンよりアプリリアの最新モデルであるRSV4 Factory 1100を全日本ロードJSB1000クラスで走らせているが、1100とあるように排気量は1099ccあるため、特別申請車両として許可を得てエントリーしていた。そのこともあり、鈴鹿2&4レースでの8耐トライアウトを通過した際は、EWCクラスで参戦することになるとチームは思っていた。

 しかし、FIM世界耐久選手権(EWC)のEWCクラスにRSV4 Factory 1100の名はなく、SST1100クラスに申請中となっていた。そのためSSTクラスに準じるNSTクラスで準備を進めることになり、SST1100クラスのマシンがSST1000クラスと混走する際のBoP(性能調整)を確認。

 あとはEWCを統括するFIM(国際モーターサイクリズム連盟)から正式な連絡を待つだけだったが、その返答がなかなか届かないため、チームは不安な日々を過ごすことに。結局、FIMから発表があったのが7月28日(日本時間)と鈴鹿8耐の直前となったが、晴れて鈴鹿入りできることになった。

「紆余曲折いろいろありましたが、多くのスポンサー様のご支援いただき、クルーチーフの小山を始め、チームに関わっている、すべての皆さんのおかげで鈴鹿入りすることができました」とチームを統括する井上哲悟マネージャー。

「私たちは、唯一アプリリアでの参戦になります。イタリアからエンジニアのミルコも来てくれますし、ライダー3人を始め、チームが力を発揮できるように目標に向かって進んでいきます。応援よろしくお願いいたします」

 サミュエルは、鈴鹿8耐初参戦となるが、7月の公式テストで初めて鈴鹿サーキットを走り、まずまずの手応えを得ている。新庄、和田を始め、スタッフも鈴鹿8耐の経験はある。アプリリアではもちろん初めてとなるが粛々と準備を進めてきた。どんな週末となるか注目したいチームのひとつだ。

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