アメリカで臨床試験外の子宮移植を受けた女性が、体外受精により男児を出産。子宮移植は現在までに世界中で100例ほどしか行われていないそうだ(画像は『Good Morning America 2023年7月25日付「Couple welcome 1st baby born from a uterus transplant outside clinical trial」(Courtesy of Mallory)』のスクリーンショット)子宮移植を受けた女性が、体外授精により男児を出産したというニュースがアメリカから届いた。生まれつき子宮を持たない「ロキタンスキー症候群」を抱えている女性は、亡くなったドナーから子宮の提供を受け、移植手術と体外授精、ハイリスク妊娠などを経て、5月下旬に予定帝王切開で男児を出産した。米ニュースメディア『Good Morning America』などが伝えている。
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米アラバマ州にあるアラバマ大学バーミンガム校(University of Alabama at Birmingham、以下UAB)は7月24日、臨床試験以外で子宮移植を受けた女性が、体外授精により男児を出産したことを発表した。
のちにUAB医学部の子宮移植プログラムへの参加が決まったマロリーさんは、アラバマ州で臓器の寄付を受け付けて必要な人に提供する活動を行う非営利団体「Legacy of Hope」を通じて亡くなったドナーから子宮の提供を受け、移植手術と体外授精、ハイリスク妊娠などを経て、今年5月下旬に予定帝王切開で男児を出産した。
画像は『Good Morning America 2023年7月25日付「Couple welcome 1st baby born from a uterus transplant outside clinical trial」(Courtesy of Mallory)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 上川華子)