噴水で大はしゃぎする愛犬、飼い主の奮闘ぶりに周囲は爆笑（スペイン）＜動画あり＞

記録的な暑さが続くスペインで、大胆にも噴水に飛び込んで涼をとる犬の姿が動画で捉えられた。飼い主は愛犬の名前を呼んで噴水の外へ誘導しようとしたが、犬はもう少し水に浸かっていたかったようで遊び続けている。飼い主は強硬手段に出たが上手くいかず、周囲の人々は大笑いで見守っていたという。動物専門ネットメディア『The Dodo』などが伝えている。

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スペイン在住のアニーナ・カスティーリャ・ペレーズさん（Anina Castilla Pelaéz）は、ガリシア州オーレンセ市にある友人のカフェに行こうとしていた。このカフェは犬を同伴しての利用が可能で、アニーナさんは愛犬“ベラ（Vela）”を連れてコーヒーを飲みに行くだけの短い外出のつもりだった。

しかしベラは遊ぶタイミングを見計らっていたようで、アニーナさんが一瞬リードを離した隙に、全速力で走り出した。アニーナさんが向かっていたカフェの角を曲がったところには小さな広場があり、そちらへ向かって走っていったベラは、中央にある噴水の水の中へ飛び込んだ。地元紙『El Faro de Vigo』によると、当時は32.4度を記録しており、同州内で2番目に暑い気温となっていた。ベラもこの暑さに参っていたようで、涼を求めて噴水へ飛び込んだのだ。

当時の様子を撮影した動画には、楽しそうに水の中をジャンプしながら駆け回るベラの姿が映っている。周囲ではカフェのテラス席に座る人や通りがかった人の姿が映っており、可愛らしいベラの姿に笑顔で釘付けとなっていた。アニーナさんは手を叩き、名前を呼んでベラの注意を引いているが、ベラは耳を貸さずにはしゃぎ続けている。


アニーナさんは何度か噴水の外から手を伸ばしてベラを捕まえようとするが、ベラはその手をするりとかいくぐって逃げてしまう。アニーナさんは埒が明かない状況に陥り、ジーンズ姿にスニーカーを履いたまま、噴水の中に入ってベラを捕まえることにした。膝下まで水に浸かりながら噴水の中でベラと追いかけっこをし、ようやくベラの首輪を掴んで噴水の外へ連れ出すことができた。

周囲で見守っていた人たちからは大きな拍手が起き、アニーナさんも一安心だった。しかし、ベラはまだ遊び足りなかったようで、アニーナさんの手をすり抜けると、再び噴水の中へ飛び込んでしまった。この展開には人々も大笑いしており、アニーナさんも苦笑いしていた。

アニーナさんは再び噴水の水に浸かってベラを捕まえると、今度は絶対に首輪を離さないように噴水の外へ出た。動画の最後には、よほど楽しかったのか跳ねるように歩くベラの姿が映っていた。

「ベラはまるで小さい子供のようでしたね。ベラが楽しそうで嬉しい気持ちもありましたが、同時に恥ずかしさも感じていました」とアニーナさんは当時を振り返る。動物専門ネットメディア『The Dodo』によると、無許可で噴水の中に入って泳ぐことは法律違反になってしまう可能性があるため、アニーナさんは急いでベラを噴水の外へ誘導しようとしたそうだ。

アニーナさんは、「ベラはたくさんの歓声を浴びていましたし、申し訳なさは感じていないと思いますね。楽しそうに帰っていきましたし。ベラは水が大好きなので、また噴水を見つけたら躊躇することなく飛び込むと思いますね」と笑いながらコメントした。

この動画はネット上で拡散されており、人々から「なんて可愛いの」「こんなに楽しそうな姿を見ていると、なんだか嬉しくなるね」「大勢を笑顔にしたのだから、申し訳なく思う必要なんてないよ」「周りの人もこの光景を楽しんでいるのが最高」「これは今年一番の動画かもしれない」などといった声があがっている。

ちなみに過去には、自宅裏庭に仮設プールを設置したところ愛犬のせいで洪水状態になってしまい、その様子を捉えた動画には視聴者を笑いの渦に巻き込んでいた。



画像は『Ourense - Galicia　2023年7月21日付Facebook「ESAS PEQUEÑAS-GRANDES COSAS QUE PASAN EN」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）