“王者”バルサ、開幕戦は荒れ模様に…ヘタフェの本拠地で3年連続のスコアレスドロー

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2023年08月14日 07:04  サッカーキング

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前半に退場処分となったハフィーニャ [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ1節が13日に行われ、バルセロナとヘタフェが対戦した。

 昨季のラ・リーガ王者の船出が始まる。バルセロナは昨シーズンのラ・リーガで4シーズンぶり通算27回目の優勝を達成。今季はラ・リーガ連覇だけでなくチャンピオンズリーグでも“王座奪還”を目指すシーズンとなる。今夏にはセルヒオ・ブスケツ、ジョルディ・アルバら長年クラブを支えてきた功労者たちが別れを告げた。一方、イルカイ・ギュンドアン、イニゴ・マルティネス、オリオール・ロメウらの新戦力が加入。着々と戦力を強化し、新シーズンの戦いを迎えた。

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督は、ロメウとギュンドアンをスタメンとして送り出した。ロナルド・アラウホ、ペドリ、ロベルト・レヴァンドフスキら昨季の主力も先発に並んでいる。一方、ヘタフェはジェネ、カルレス・アレニャ、ハイメ・マタらが先発に名を連ねた。

 試合は序盤からバルセロナがボールを握って攻撃に出る時間が続く。26分には中盤で前を向いたロメウがドリブルで中央を破って入り、右足でミドルシュートを狙ったが、シュートはゴール左へ外れた。36分にはジュール・クンデの放ったロングフィードにハフィーニャが反応。ペナルティエリア右から左足を振ったものの、シュートはGKダビド・ソリアに阻まれた。相手に当たったこぼれ球はポストに嫌われている。

 だが、荒れ模様の展開となっていた試合では41分に思わぬアクシデントが発生。裏を狙おうとしたハフィーニャがブロックしてきたガストン・アルバレスに対して腕を振ってしまい、退場処分を受けてしまう。バルセロナは残る時間を数的不利で戦うこととなった。

 後半に入るとバルセロナはアンドレアス・クリステンセンを下げてアブデ・エザルズリを投入。対するヘタフェもステファン・ミトロヴィッチに代えてポルトゥを送り出し、両者メンバーチェンジを実施した。10人ながらも攻撃的な姿勢を崩さないバルセロナは53分、ペナルティエリア手前で前を向いたペドリの浮き球パスにアブデが反応。フリーで右足を振ったものの、ボレーシュートはジャストミートせずに枠を外れた。

 しかし、その後はこの試合の展開をを象徴するような出来事が続く。57分、右サイドを駆け上がったアラウホを倒したマタがこの日2枚目のイエローカードで退場処分。70分にはアブデの突破を防いだジェネのプレーがノーファウルとなったことに異議を唱えたシャビ監督が退席を命じられ、この試合3度目のレッドカードが提示された。

 荒れ模様の試合はスコアレスのまま時間が経過。バルセロナは左サイドのアブデを中心にゴールに迫る場面を増やしたものの、最後まで1点が遠く、試合はスコアレスドローで終了した。ヘタフェのホームで開催されたバルセロナ戦は過去2シーズンもスコアレスドローとなっていたが、3シーズン連続で無得点の試合が続いている。

 次節は20日に行われ、バルセロナはカディスをホームに迎える。一方、ヘタフェは敵地でジローナと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 0−0 ヘタフェ

【得点者】
なし

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