ダンスシーンで使用されている「Dear Alien(Who Art In Heaven)」は、ウェス監督と、カウボーイバンドのひとりを演じるジャービス・コッカーによる共同制作。ジャービスは『ファンタスティックMr.FOX』で声の出演、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でサウンドトラックに協力するなど、これまでもウェス監督作品で活躍している。
テネシー・アーニー・フォードの心に響くバリトンの哀歌や、ロイ・ロジャースの合唱のようなセレナーデといった20世紀中盤のカントリーウェスタンのサウンドにインスピレーションを受けてつくられたという「Dear Alien(Who Art In Heaven)」。音源は劇中のカウボーイバンドのメンバーであるジャービス、セウ・ジョルジ、ペレ・マレン、ジャン=イヴ・ロザックと、モンタナ役のルパートによる演奏を生録音している。