「アーセナルにノーとは言えない」新加入GKラヤが意気込み「適応できると思った理由は…」

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2023年08月16日 01:27  サッカーキング

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アーセナル加入が決まったダビド・ラヤ(中央) [写真]=Arsenal FC via Getty Images
 アーセナルへのレンタル移籍加入が発表されたスペイン代表GKダビド・ラヤが、新天地での意気込みを語った。アーセナルのクラブ公式HPが15日に伝えている。

 ラヤは15日にアーセナルへのレンタル移籍加入が発表。レンタル移籍期間は2023−24シーズン終了までの約1年間で、イギリスメディア『スカイスポーツ』によるとレンタル料は300万ポンド(約5億6000万円)だという。また、契約には買い取りオプションが付随しており、完全移籍に移行する際の移籍金は2700万ポンド(約50億円)の見込み。背番号は「22」と伝えられていた。

 アーセナルの一員となることが決まり、ラヤは「自分のキャリアの中でこのようなチャレンジができたことを嬉しく思う。ステップアップできるなんて感無量だ」とコメント。「ここでのシーズンをスタートさせるのが待ちきれないし、どのような形でシーズンを終えられるのかも楽しみにしている」と話すと、「ボスと話をして、アーセナルというクラブの価値観を教えてもらった。クラブは正しい道のりを進んでいるし、さらに成長し続けている。僕にとってはこれ以上ないほど美しい挑戦だ。(話が来て、)ノーとは言えなかったね」と続け、ミケル・アルテタ監督の存在やアーセナルで発揮すべき自身の特徴にも言及している。

「僕は長い間アーセナルを見てきたけど、ミケルが来て以降は、プレースタイルだけでなくクラブ全体に大きな変化がもたらされたと感じていた。チームは後方から組み立てるサッカーを志向しているし、ポゼッションというスタイルを自信を持ってピッチ上で見せている。そして、それこそが僕がこのチームにフィットすると思った最大の理由だ。可能な限り力になりたいし、このチームで何が起こせるかが楽しみだ」

 また、現在アーセナルのGKコーチを務めるイニャキ・カニャ氏がブレントフォードに勤めていた際、期間としては数ヶ月ながらラヤを指導していたことがある。ラヤも「彼の要求レベルは高いんだけど、とても優秀なGKコーチだよ。選手のことを気にかけてくれて、何よりも選手がベストであることを何よりも望んでいる人だ」と話しており、カニャGKコーチに良い印象を持っていることを明かした。

「彼と一緒にトレーニングをするようになってから、僕自身上達したと感じていた。期間としてはわずか半年ほどだったけど、彼は僕にGKとしての新たなビジョンを植え付け、ブラックバーンでのプレーをブレントフォードでのプレーに変えてくれた。彼は僕のGKとしての考え方を変えてくれた最初の人だったね。求められる役割が数多くあることや、様々な側面を見るべきだということを教えてくれた」

 現在アーセナルにはイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが所属しており、昨季プレミアリーグで全38試合のゴールマウスを守ったラヤであろうとポジションは安泰ではない。今後は熾烈な定位置争いが予想されている。だが、ラヤ自身は“争い”とは考えておらず、あくまで切磋琢磨するチームメイトとしてGKの選手たちを見ているようだ。「みんなと一緒に練習して、GKチームの結束を高めていくのが待ちきれないね。あくまで僕個人の意見だけど、アーセナルのGKチームは仲が良くてもお互いを刺激し合える、素晴らしい集団に見えている。早く合流してみんなとトレーニングを始めたいね」と話している。

 最後に、ラヤは「まずはこのチームのスタイルに適応することが課題となるだろう。できる限り早く多くの選手たちとコミュニケーションを取り、チームメイトとして絆を深めていきたい」と明かしつつも「何人かの選手たちやスタッフのことは既によく知っている。彼らは僕を正しい方向に導いてくれると思う。すぐに溶け込めるさ」と自信をのぞかせた。


【動画】アーセナルがラヤのレンタル移籍加入を正式発表!
Raya arrives 🧤 pic.twitter.com/2UaPiDDp33— Arsenal (@Arsenal) August 15, 2023

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