前澤友作総監督率いるマエザワ・レーシングがGTWCアジア岡山のレース2で嬉しい初優勝を飾る

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2023年08月20日 13:20  AUTOSPORT web

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GTワールドチャレンジ・アジア岡山 優勝を喜ぶマエザワ・レーシングの横溝直輝、ブロムバクティ、前澤友作総監督
 8月20日、岡山県の岡山国際サーキットで、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS第5ラウンドの決勝レース2が行われ、前澤友作チームオーナー兼総監督率いるピティ・ブロムバクティ/横溝直輝組マエザワ・レーシングの555号車フェラーリ488 GT3が、日本での最終レースで初の総合優勝を飾った。

 GTワールドチャレンジ・アジアはGT3/GT4カーで争われ、タイ、マレーシア、そして日本で4ラウンドが争われるシリーズ。8月19〜20日の岡山での第5ラウンドは日本での今季最後のレースとなったが、そのレース2を制したのは、今季からシリーズに参戦を開始したマエザワ・レーシングのフェラーリだった。

 前澤総監督率いるマエザワ・レーシングは、前澤氏が所有するスーパーカーを通じ『クルマを通して未来への夢と希望を創造する』をテーマに活動していた『MZ SUPERCAR PROJECT』が母体。「創造性の結晶である、クルマの性能と可能性をより深く知るために、そして皆さまにも知っていただくために、レースの世界に参戦する」という前澤氏の意図のもと、前澤氏が2021年に購入したフェラーリ488 GT3を使用。タイのシンハ・ビールの取締役でもあるジェントルマンドライバーのピッティ・ブロムバクディ、そしてMZ SUPERCARに携わってきた横溝のコンビで、今季シリーズを戦ってきた。

 毎戦、前澤氏が主宰するプロジェクト『MZDAO』のイベント『MZDAO CAMP』を開催し、イベントを通じて集まった多くのファンがサーキットを訪れ、初めてのモータースポーツ観戦を行うなど、シリーズにも好影響を与えていたマエザワ・レーシングだが、シーズン序盤は苦戦。ただ、モビリティリゾートもてぎで行われた第4ラウンドから浮上のきっかけを掴むと、この岡山ラウンドではプラクティスから速さをみせていた。

 8月19日に行われたレース1では、1コーナーの接触に巻き込まれレースを失ったものの、横溝が予選2番手を獲得し臨んだレース2では、序盤からきっちりと2番手を守りレースを展開。ピットウインドウオープン後、ピットインタイミングを首位に対して1周遅らせるとトップに浮上。交代したブロムバクティが首位を守りきり、チームにとっての嬉しい初優勝をもたらした。

 レース後、チーム立ち上げから携わってきた横溝は「言葉にならないです」と感無量の表情。さらに全レースに立ち合い、チームを鼓舞してきた前澤総監督は、インタビューに「ありがとう!」と雄叫び。表彰台にも登壇し、何度も喜びを爆発させた。

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