JR東海、身延線・飯田線「ゼロカーボンデー」CO2排出を実質ゼロ化

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2023年08月21日 20:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR東海は21日、「南アルプス 育みの森」の2022年度森林保全活動を通じ、各県で認証されたCO2吸収量を身延線と飯田線の電車運行によるCO2排出量に充当し、実質的にCO2排出ゼロで運転する日を「ゼロカーボンデー」として新たに設定すると発表した。


同社は南アルプスの自然環境の保全をより一層推進するため、地元の自治体や森林組合等と森林整備に向けた協定を締結。「南アルプス 育み(はぐくみ)の森」として森林保全活動を支援している。



2022年度の森林保全活動を通じ、各県で認証された「南アルプス 育みの森」におけるCO2吸収量は、山梨県富士川町で年間38.1トン、長野県大鹿村で年間84.5トン。富士川町は身延線の運転用電力によるCO2排出量の約3.9日分、大鹿村は飯田線の運転用電力によるCO2排出量の約4.9日分に相当するという。



「ゼロカーボンデー」は身延線で10月22日と11月12日、飯田線で9月24日と10月7日、11月18日、11月20日に実施。「南アルプス 育みの森」のCO2排出量を身延線・飯田線の電車運行によるCO2排出量に充当することで、実質的にCO2排出量をゼロにする。

身延線では、10月22日に山梨県富士川町の玄関口である鰍沢口駅構内にて開催予定の「南アルプス 育みの森」と中央新幹線に関するパネル展示に合わせ、「ゼロカーボンデー」を設定。当日、身延線での「ゼロカーボンデー」キックオフを記念し、静岡駅駅から鰍沢口駅まで臨時列車の特急「ゼロカーボン富士川」号を運転する。



11月12日は、山梨県富士川町での「甲州富士川まつり」の開催に合わせて「ゼロカーボンデー」を設定。同日に「さわやかウォーキング」として、鰍沢口駅スタートの「甲州富士川まつりを巡り秋の富士川町を満喫!」を開催予定となっている。なお、来春に改めて「ゼロカーボンデー」を1日分設定する予定とのこと。



飯田線では、9月24日と10月7日に開催される飯田線沿線での「さわやかウォーキング」に合わせ、「ゼロカーボンデー」を設定。9月24日は切石駅スタートの「飯田駅開業100周年記念 今、見ておきたい松川の風景と名水100選『猿庫の泉』を訪ねて」、10月7日は木ノ下駅スタートの「秋薫る伊那谷の大自然と伊那松島運輸区を訪ねて」を開催する。11月18・20日には、日頃から飯田線を利用している乗客に向けて「ゼロカーボンデー」を設定するとのこと。


今回の飯田線・身延線「ゼロカーボンデー」当日に開催する「さわやかウォーキング」は、「ゼロカーボンコース」として案内する。「ゼロカーボンデー」ロゴマークを新たに設定し、「さわやかウォーキング」のパンフレットやHP等でもわかりやすく案内する。(木下健児)
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