<勉強しない中学生>通塾しているのに、成績はダダ下がり。やる気を出さないわが子を見限った

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2023年08月22日 12:40  ママスタセレクト

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親が子どもの頃に普通にできていたことが、どうしてわが子はできないのだろう? ある程度の年齢の子を持つママであれば、一度は抱いたことのある思いかもしれません。自分と子どもは別人格と頭ではわかっていても、どうにも納得できないこともあります。「そんなふうに育ててきたつもりはないのに」「自分の血をひいているはずなのに」モヤモヤを抱え続けているママもいるのではないでしょうか。

「これ以上成績が落ちたら」不安から塾に通わせていたけれど



中学2年生のお子さんの勉強態度についての悩みが、ママスタコミュニティに寄せられました。勉強することの大切さを、これまでずっと諭し続けてきたという投稿者さん。しかし、お子さんにはその思いが伝わらないようです。
『塾に通いながらも成績は下がり続け、家でも勉強は宿題すらしません。もうめちゃくちゃ。どんなに勉強の必要性について話しても、本人はまったくピンときていないようでした。塾だけは通わせないと、これ以上成績が下がったら……と、私自身に恐怖がありダラダラ通わせていました。が、ふとした瞬間に吹っ切れ、塾をやめさせました。似たようなお子さんをお持ちの方、いらっしゃいますか?』
お子さんは抵抗もなくあっさり塾をやめたようで「本人はラッキーと思っているかな? でも何も得してないし、いま楽をしている分は将来自分に返ってくるのに」と、投稿者さん。それについても何度も言い聞かせたそうですが、まったく響いていない様子だとか。
通塾はお子さんではなく投稿者さんの意向だったこと、勉強の大切さについて論理的に諭してきたことなど、投稿者さんの文章には物事を客観的に考えられるしっかりした人柄が滲みます。しかし、どれだけしっかりしたママであっても、ことわが子のことになると冷静ではいられなくなってしまうものです。

同じようにまったく勉強にやる気を見せないお子さんは、世のなかに数え切れないほどいそうです。トピックにも「うちも同じ」と嘆くママたちからのコメントが集まりました。
『うちも同じだけど、塾だけは最後の砦的な感じで通わせている。成績が上がらなくてもいいから、せめてキープしてくれという気持ち』
『うちも中学2年生、まったく同じ。塾にはただなんとなく行っているだけ。毎月の2万5,000円がすごくムダな気がするけど、やめたら本人がうれしいだけ』
なかなか塾をやめさせる勇気は出ないようです。「やめさせたら、これ以上の落ちこぼれになるかも」「お金をドブに捨てている気持ちになるけれど、とりあえず通ってもらったほうが少しはマシ」といったコメントもあります。なかには将来「親はやるべきことはやったからね」と子どもに言えるよう、今は塾に通わせているという声もありました。

他に頑張っていることがあるなら、今はいいのでは?



実は投稿者さんのお子さんには、勉強以外で頑張っていることがあります。それは部活動。運動部に入っていて、真っ黒に日焼けするまで毎日頑張っているのだとか。今はそちらに気持ちが集中しているため、勉強は二の次三の次になっているようです。
『運動部で頑張っているなら、まだいいよ。頑張ることの大切さを身体で学んでいるだろうし、どこかでやる気を出したら強いと思う』
このコメントをくれた方のお子さんは「帰宅部なのに塾にも行きたがらず、定期テストは全教科平均点以下。高校も地元の偏差値が低いところに行くと言っているから、もう将来がほぼ確定しちゃっている。うちの子は”頑張る”をどこかに置き忘れちゃったんだろうな」と嘆きます。投稿者さんと同じように、お子さんには「勉強を頑張ることで、将来職業を選ぶときの選択肢が広がる」「生涯賃金にも差が出る」といったメリットがあると繰り返し伝えたそうですが、やはり響かず……。

何ひとつ夢中になれるものがなく、毎日をダラダラと過ごしている子もいます。「頑張っていることがひとつでもあるなら、それでいい」というコメントは、他にも複数ありました。

”今”で精一杯の中学生には、「将来の職業」や「生涯賃金」などの話がリアルに思えない可能性があります。「いくら勉強の大切さを説明したって、中2では深く考えられないよ」という声もありました。
『こればかりは本人の自覚と、やる気だからね』
いくら発破をかけても、今はやる気を出そうとしない。親が空回りしているだけと感じたのなら、投稿者さんが塾をやめさせたのは正解だったかもしれません。

子どもの人生は、子どものもの。親は見守るしかない


よほどの難関高校を狙っているなら別ですが、今頑張れていることがあるのなら「勉強は部活を引退してからでも間に合うのでは?」という声も目立ちました。
『やる気がないタイプは、3年生で部活を引退したあたりに塾に入れるといい。周りも受験モードに入っているから、焦ると思う』
『うちは目標がそんなに高くなかったから、3年生の9月から勉強し始めて間に合った。なかには高校から頑張る子もいるし』
親が諦めた頃にやる気を出した子、高校からやる気を出した子、高校3年生になってもやる気を出さない子……。さまざまなコメントがありましたが、結局はその子次第なんですよね。親はわが子がやる気を出したときにフォローするだけです。

ママたちからのコメントを読むうちに「少し冷静になってきました」という投稿者さん。実はご自身もダンナさんも地域のトップ高校から一流とされる大学に進学した経歴を持つそうで、努力はもちろんながら「勉強をしない・できない」気持ちが理解できなかったといいます。
『焦りもあり、子どもにプレッシャーをかけすぎていたかもしれません。子どもの人生は子どものものと、頭ではわかっているつもりなのですが。ダメな親ですね』
いえいえ、きっと大半のママたちも同じです。今はもどかしくてたまらないでしょうが、焦らずに見守ることがおそらく今の投稿者さんにできる最良のこと。わが子に関することとなると、ついアレコレと熱くなってしまいがちで”する”よりも”しない”ほうがはるかに難しいかもしれません。ですが今は、ママ自身がお子さんにプレッシャーをかけすぎないよう頑張る時期といえそうです。

文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・松本うち

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