パヴァール獲得に迫るインテル、バイエルンに“最終決定”を求める…移籍期限も設定か

　インテルはフランス代表DFベンジャマン・パヴァールの移籍を加速させるため、バイエルンにプレッシャーをかけているようだ。28日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。

　昨シーズンのインテルはコッパ・イタリアで2連覇を達成し、チャンピオンズリーグ（CL）でも13年ぶりに決勝に進出。セリエAでは最終節を前にCL出場圏内を確定させるなど、就任2年目のシモーネ・インザーギ監督の下で好成績を収めた。しかしインテルは今夏、スロバキア代表DFミラン・シュクリニアルやイタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオが退団。手薄となったDF陣の補強に注目が集まっていた。

　そんななか、インテルはかねてからバイエルン所属のパヴァールの獲得交渉に臨んでおり、移籍金3000万ユーロ（約47億円）＋ボーナス200万ユーロ（約3億1800万円）のオファーを提示してすでにクラブ間合意に至ったとされているが、バイエルンがパヴァールの代役を獲得するまで移籍は完了しないと伝えられている。

　そして今回の報道によると、インテルは移籍市場閉幕が迫っていることもあり、パヴァールの移籍をより早く完了させたいと考えている模様で、バイエルンに“最終決定”を迫っているとのこと。また、この“最終決定”の期限を現地時間の29日15時に設定し、これまでに売却の許可が出なければ、他の選手の獲得に乗り出す可能性があるようだ。

　インテルは無事交渉を成立させ、パヴァールを今夏の新戦力としてチームに迎え入れることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。