クロスプラスが美容化粧品メーカーのアイエスリンクを買収　非アパレル事業を強化

　「ノーク（N.O.R.C）」などを運営するクロスプラスが、美容化粧品メーカーのアイエスリンクを9月29日付で全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得額は非開示としている。

　アイエスリンクは2006年に設立。日本唯一の総代理店として展開するインドネシア発のヘアオイル「エリップス（ellips）」や、ジェルシールの「ビューティーアベニュー（BEAUTY AVENUE）」などのビューティ関連商品を全国のバラエティショップやドラッグストアに卸している。2022年6月期の売上高は12億6600万円。
　クロスプラスは中期経営計画で「人生100年時代の豊かなライフスタイルの創造」を掲げ、非アパレル事業を強化し、シーズン雑貨やヘルスケア、ビューティ、エンターテインメントといったライフスタイル領域の拡大を目指している。アイエスリンクの展開するビューティ関連事業はアパレル事業との親和性が高く、販売や物流といったクロスプラスが有する機能の活用やEC販売の拡大などで事業の成長が見込めるとし、買収を決めたという。