エレベーター内で宙吊りになった犬、11歳少年の機転で救われる(ブラジル)<動画あり>

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2023年08月31日 12:11  Techinsight Japan

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愛犬と一緒にエレベーターに乗った11歳の少年。リードの半分ほどを外に残してドアが閉まり、かごが上昇したため、犬が宙吊りになる事故が起きた(画像は『NY Breaking 2023年8月28日付「Heroic Moment Brazilian Boy Thiago Magalhães」』のスクリーンショット)
ブラジル中部ゴイアス州ゴイアニアで今月23日、エレベーターのかごの中で宙吊りになった飼い犬が、11歳の少年の機転で救われた。監視カメラが捉えた当時の様子はブラジルのニュースメディア『G1』などが伝えて拡散しており、衝撃が広がった。

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ゴイアス州ゴイアニアで23日、ティアゴ・マガリャエシュ君(Thiago Magalhães、11)がエレベーターに乗り込んだところ、一緒にいたメスの飼い犬“ミル(Milú)”が宙吊りになった。ミルのリードの半分ほどが外に残ったままドアが閉まり、かごが上昇したためで、ティアゴ君が行き先ボタンを押して数秒後に事故は起きた。

動画では、愛犬のリードが上部に引っ張られるのを見たティアゴ君が、咄嗟にリードを掴んでいるのが見て取れる。しかしリードはあっという間にピンと張り、ティアゴ君はミルと一緒に宙吊りになってしまうのだった。

カメラはこの時、ティアゴ君の必死の形相を捉えていたが、幸いなことに数秒後、ミルの首輪が壊れたことで愛犬もろとも床の上に落下し、最悪の事態は免れた。


ただティアゴ君とミルはその後、エレベーターの中に閉じ込められてしまったそうで、ティアゴ君は非常用インターホンを利用して外部へ連絡し、助けが来るのを待ったという。


ティアゴ君はのちに「ベストフレンドの犬が吊るされるのを見た時は、とにかく必死でパニック状態だった」と明かしており、「どこから勇気が湧いてきたのかは分からないけど、身体が咄嗟に動いた」と当時のことを語った。

またティアゴ君の父ロドリゴさん(Rodrigo)は「あんなことが起きるなんて恐ろしいし、これは深刻な事態だと思っている。最悪の場合、両方が命を落としていた可能性もあるわけだからね」と述べ、息子と愛犬の無事に胸を撫で下ろしていた。

ちなみにこのニュースには、愛犬を救った男児の機転を称える声があがる一方、「この子がリードを手に持っていたら、こんなことは起きなかったはず」「クレイジー!」「ペットをもっと大切にしなきゃ」「とにかく無事だったから良かった」「エレベーターの事故がなくならないね。もっと注意しないと!」といったコメントも寄せられた。

なお今年6月には中国でも、リードを持った男児がエレベーターのかごの中で宙吊りになる事故が起きていた。リードをつけたヤギがエレベーターに乗り込む前にドアが閉まったことが原因で、残念なことにヤギは絶命したという。



画像は『NY Breaking 2023年8月28日付「Heroic Moment Brazilian Boy Thiago Magalhães」』『G1 2023年8月27日付「Menino conta como salvou cadela que ficou com coleira presa em elevador: ‘Medo e desespero’」(Foto: Arquivo pessoal/Rodrigo Magalhães)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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