「トワニー」フェムケアに特化した新ラインを発売 第1弾はデリケートゾーンケア

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2023年09月05日 20:11  Fashionsnap.com

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 カネボウ化粧品のカウンセリングブランド「トワニー(TWANY)」が、フェムケアライン「トワニーアンドミー(TWANY&me)」を発売する。第1弾として、デリケートゾーンウォッシュと、デリケートゾーンクリームを11月11日に発売する。

 1996年誕生のトワニーは、花王の化粧品事業が国内を中心に注力するブランド群「R8」のひとつとして位置付けるブランド。「身近な信頼できる美のパートナーとして女性のリズムに寄り添いながら、生涯にわたり美しさを提供していく」をブランドパーパスに掲げ、ロングセラー美容液「タイムリフレッシャー」などのスキンケアを中心に、女性の“美しさのリズム”に着目した製品を、専門店や総合スーパー(GMS)など2400店で展開する。2019年から2023年の年平均成長率は4%となる見込みだ。
 これまで、「美しさのリズムに基づいた生涯カウンセリング」を提供価値とするトワニーは、ルナルナの「フェムケーション(Femcation)プロジェクト」に賛同し、2021年10月に「フェムケアスクール」と題した講座を開設。これまでオンラインで計4講座を実施し、美と健康の視点から正しい知識が学べる場を提供、約60万人の視聴者数を獲得した回など注目を集めてきた。また国内におけるフェムテック・フェムケアの市場規模(サービス・消費財)は、2021年で前年比6.5%増の635億円と拡大。消費財のみで約445億円の規模が、2027年には約820億円(花王調べ)まで広がると見ている。そういったことから、これまで女性のリズムに寄り添ってきたトワニーがフェムケアに特化したラインを発売する。
 トワニーアンドミーは、「女性特有の悩みから解放し、女性であることを楽しみ自分らしく過ごせる社会に変えていく」を提供価値とし、肌・体・心の不調や不安を感じながらも対処できず一時的なものとして我慢している女性にフォーカスし、思春期、成熟期、更年期、老年期といった女性の各ライフステージに対応する商品を展開する。また同時に、企業や専門家と連携した啓蒙活動を通じて、女性特有の健康課題を正しく理解するとともに、周囲のリテラシーを高めるようなコンテンツや店頭におけるカウンセリングを提供。2023年10月には、専門家やフェムテック企業と共に構成するウェブサイト「フィメイル テラス(Female Terrace)」を開設し、第1弾としてデリケートゾーンケアの実態を紹介する。
 第1弾商品は、思春期を中心に、デリケートゾーンの肌のケアの基本となる洗浄と保湿のアイテムを用意。ケアへの興味はあるが方法がわからない、存在を知らないなどといった女性を後押しする。商品のパッケージは、草木染めの色調をイメージしたシンプルでスタイリッシュなデザインだ。
 デリケートゾーンウォッシュ「デリケートケアウォッシュ」(150mL 税込2750円)は、界面活性剤を極力使用せずに仕立てた“濃密泡”が、デリケートゾーンの凹凸に密着。臭いや刺激の原因となる汚れを優しい使用感でしっかりオフできる。透明感のあるゼラニウム&ホワイトフラワーの香りを採用した。
 デリケートゾーンクリーム「デリケートケアクリーム」(60g 同3080円)は、肌にうるおいを与え水分を逃がしにくくするとともに、臭いや刺激の原因となる汚れの付着や摩擦から肌を守る。香りは落ち着いたラベンダー&フローラル調に仕立てた。
 トワニーブランドマネジャーの佐々木純一氏は「現在は女性の悩みを中心としたコンテンツと商品の展開を予定しているが、男性への健康課題も注目される昨今の時代背景から、今後は男性も視野に入れていきたい」とコメント。トワニーアンドミーを軸に、トワニーブランドの2027年の売上高は2022年比1.3倍を目指す。

■トワニー:公式サイト

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