給食停止トラブルの破産業者、ベトナム人実習生を“最低賃金以下”で働かせて“不当解雇”報道の過去

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2023年09月09日 05:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

株式会社ホーユーのホームページより

 学校給食や寮の食事などを提供している『株式会社ホーユー』が9月1日から業務停止状態に陥り、突然、食事が提供されなくなる事態が全国各地の学校の寮などで発生している。

500人以上を解雇し破産申請へ

「ホーユーは‘94年に設立された会社で、22都府県の学校や官公庁に給食を提供したり、食堂を運営したりしていましたが、いきなり提供がストップ。ホーユーと連絡が取れなくなっています。同社の山浦芳樹社長は“申し訳ないと思う”と謝罪。500人以上の従業員を解雇し、破産申請の準備を進めているようです」(全国紙社会部記者、以下同)

 山浦社長は「食材費や光熱費などが高騰する中、学校などに値上げを相談したが思うように進められなかった」と苦渋の決断であるように説明していたが、過去には従業員から訴訟を起こされるトラブルが起こっていたようだ。

「‘16年、3か月で約3万円という最低賃金を下回る賃金でベトナム人女性を実習生として働かせ、女性が待遇改善を求めた直後に解雇したとの報道がありました」

 その報道によると、

「‘17年に同社が女性に35万円を支払うことで調停が成立し、女性は‘18年に帰国。
しかし、女性は約100万円の借金をして来日していたこともあり、‘19年にホーユーの代表と実習生の受け入れ窓口となっている管理団体に対して訴訟を起こしました。最終的に同社と管理団体が不当解雇の責任を認め、200万円の解決金を支払う条件で‘20年4月に和解が成立しました」

行方不明になったという虚偽の書類

 さらに、この訴訟によって、ホーユーと監理団体の連名でベトナム人女性が行方不明になったという虚偽の書類が作られ、管理団体がベトナムの実習生を送りだす機関から違約金として、2000ドル(当時のレートで約22万円)を受け取ったという。

 今回の業務停止状態になったことについては、原材料の高騰に対して値上げができないというやむを得ない事情があったのかもしれないが、‘16年ごろから実習生から不当に“搾取”するほど経営が苦しかったのか。

《ホーユーの金払いの悪さは業界では有名やったよ》

 といったSNSへの投稿も見られた。

 現在、ホーユーのスタッフがボランティアで食事の提供を続けている学校もあるという。一刻も早く、安心して食にありつけるようになってほしいものだ。

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  • ベトは目ェ離すとすぐサボるから最低賃金以下でいいんやで。
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