1979年以来の記録達成! “伝統の一戦”で躍動したベリンガム「本当に楽しかった」

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2023年09月13日 11:25  サッカーキング

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スコットランド撃破に貢献したベリンガム [写真]=Getty Images
 イングランド代表に招集されているMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)が、スコットランド戦を振り返った。12日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

 現在開催中のEURO2024予選で共にグループ首位に立つ両チームは、現地時間12日にグラスゴーの『ハムデン・パーク』にて国際親善試合を実施した。序盤から激しい攻防が繰り広げられた試合は、32分にフィル・フォーデンのゴールでイングランド代表が先制すると、直後の34分にはベリンガムがこぼれ球を押し込み追加点。67分にオウンゴールで1点を返されるも、82分にハリー・ケインがダメ押し点を奪い、3−1でイングランド代表が快勝した。

 スコットランド代表とイングランド代表は、1872年11月30日に初めて公式試合を実施。スコアレスドローに終わったこの一戦は、国際サッカー連盟(FIFA)からも「サッカー史上初の国際試合」として認定されている。それから約150年が経過した今回の一戦、ピッチ上で輝きを放ったのはイングランド代表の「10番」を背負う20歳のベリンガムだった。

 先制点の起点となり、34分には自ら追加点を挙げたベリンガムは、絶妙なスルーパスでケインのダメ押しゴールもアシスト。1ゴール1アシストを含む全得点に絡む活躍を見せ、“伝統の一戦”の勝利に大きく貢献した。データサイト『Opta』によると、スコットランド代表との試合でイングランド代表選手が1ゴール1アシストを記録したのは、1979年5月のケヴィン・キーガン以来の記録となっているという。

 今夏に加入したレアル・マドリードでは、中盤の攻撃的な位置に入ることが多いベリンガム。イングランド代表では一列下がったボランチを主戦場としているものの、スコットランド戦では所属クラブと同じポジションで躍動感あふれるパフォーマンスを披露した。すでにワールドクラスの輝きを放つ20歳は、引き分けに終わった先日のウクライナ戦について触れつつ、自らのポジションとスコットランド戦の勝利について次のように言及した。

「ウクライナ戦でのプレーには満足できなかった。ベストには程遠かったからね。僕のモチベーションは常にベストを取り戻すことだし、今夜はそれに近いプレーができたと思う。(攻撃的MFのポジションは)本当に自由な役割だよ。レアル・マドリードでも素晴らしい監督とチームメイトがいるからこそ自由を与えられている。システム次第ではあるし、僕らは素晴らしい選手を抱えているので、チームのことが第一だ。今日はあのポジションでプレーできて本当に楽しかったよ」
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