テン・ハフ監督、サンチョとの関係悪化について明言避ける「基準を管理することが私の仕事」

　マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督が16日に行われる第5節ブライトン戦前の記者会見で、現在全体練習から外されているイングランド代表FWジェイドン・サンチョについての質問に答えた。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　サンチョはメンバー外となったアーセナル戦後に自身のSNSで「僕は長い間スケープゴートされている」などとテン・ハフ監督に対し批判的なコメントを投稿。この発言を問題視したマンチェスター・ユナイテッドは、14日に「サンチョは、チームの規律問題が解決するまで、ファーストチームのメンバーから離れて個人トレーニングプログラムを続けることになる」と声明を発表していた。

　『スカイスポーツ』は、指揮官はサンチョの謝罪を望んでおり、謝罪がない限り同選手がマンチェスター・ユナイテッドでプレーする可能性は低いと指摘。しかし、サンチョは謝罪要求を拒否しているとのこと。

　記者会見でサンチョが再びプレーする可能性について問われた指揮官は、「分からない。ただ、私は今ここに座っている。明日はとても重要な試合がある。だから、今は彼のことは重要ではない。私は出場できる選手たちに集中しなければならない」と明言を避けつつ、今はブライトン戦を優先するべきと強調した。

　また、チームマネジメントについて「チームには、それぞれに役割があり、全員が違う存在だ。多様なキャラクターがいて、そのキャラクターを管理しなければならない。しかし、チームは常に何よりも優先される」とあくまで個人よりもチームの方が重要とし、「昨シーズンに入る前は良くない文化があり、クラブは私に基準を設けるよう求めてきた。だから、その基準を管理するのが私の仕事だ」と指揮官としての責務を明かした。