新型ホンダ・アコードが先行公開。Honda SENSING 360初搭載の11代目は2024年春発売

　ホンダは9月21日、新型『ACCORD（アコード）』をホームページ（https://www.honda.co.jp/ACCORD/new/）で先行公開した。1976年に登場した初代から数えて11代目となるニューモデルは2024年春の発売が予定され、先行予約は今年12月から受付開始となる。

　来春のデビューが予告された11代目アコードのグランドコンセプトは、『Driven by My ACCORD 〜相棒アコードとより高みへ〜』。ホンダは、アコードが初代モデルから一貫して持ち続けてきた“人と時代に調和したクルマ”の思想を踏襲しながら、最新の安全技術や先進装備を搭載し、「お客様がアコードとともにより高みを目指せるようなモデルとすることを目指して」このクルマを開発したとしている。

　新型モデルの外観はロー＆ワイドなプロポーションが踏襲され、力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムをまとう。フルLED化された薄型フロントヘッドライトと横一文字のリヤコンビネーションランプは、このクルマのワイドな印象を強調する。

　インテリアは、水平基調のデザインや統一感のあるコーディネートでまとめられ、手に触れやすい部分にはソフト素材が採用された。またインパネラインやドアラインなどに施されるマルチカラーのアンビエントライトが標準装備され、全7色から好みのカラーを設定することが可能に。

　そのインパネには12.3インチHonda CONNECTディスプレイをはじめ、10.2インチフルグラフィックのバイザーレス液晶メーター、11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレイが備わる。また、ダイヤルひとつの操作で複数の機能の操作ができる“エクスペリエンス・セレクション・ダイヤル”がホンダ国内導入車として初めて導入され、エアコンの温度設定やオーディオソース、照明などの車内機能を一括設定することが可能となっている。

　安全機能では最新の全方位安全運転支援システム“Honda SENSING 360”を日本向けモデルとして初搭載。フロントセンサーカメラと計5台のミリ波レーダーを装備することによって360°センシングを実現した。また、従来のHonda SENSINGの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、より安心・安全な運転環境が提供されるという。

　さらに、2025年にはドライバーの異常や周辺の環境を的確に検知し、事故リスクの低減する機能やハンズオフ機能を追加したHonda SENSING 360の次世代技術がアコードに搭載される予定だ。

　この他、新型アコードでは国内のホンダ車として初採用となる車載向けコネクテッドサービス『Googleビルトイン』を搭載し、Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用可能に。e：HEVパワートレインは2.0リットル直噴エンジンと高出力モーターを用いた新開発2モーター内蔵電気式CVTが搭載されている。