韓ドラのお約束 第22回 旬の韓国イケメン揃い、ガッツリ胸キュンの「ファンタジー時代劇」は中毒性が高い

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2023年09月27日 16:31  マイナビニュース

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○「世子ってなに? そもそもなんて読むの?」



「赤い袖先」にはジュノ、「雲が描いた月明かり」にはパク・ボゴムにジニョン、「100日の君郎様」にはド・ギョンスにキム・ソノ、「恋慕」にはロウン。「花郎〈ファラン〉」なんて、パク・ソジュンにパク・ヒョンシクにVにミンホですよ。



いきなりですけど、ファンタジー時代劇に出演した韓国の旬なイケメン俳優たちの話です。日本では若い世代向けに時代劇ドラマが作られることはほぼありませんが、韓国では若手のブレイク作となることも多い人気ジャンルなんです。若い世代向けなので、大河ドラマのような史実に基づくお堅いものではなく、あくまでファンタジー時代劇っていうのがポイント。しかもがっつり胸キュン恋愛ものであることが多い。


○韓服姿にときめく! 恋愛ものに欠かせないもどかしさとせつなさがある!!



まず、韓服姿ってときめきますよね! 姿勢が伸びて、気品のある雰囲気。王族ともなれば髪をピシッとまとめるから顔の輪郭や表情の美しさが露わとなってうっとりです。ファンタジーとあって男女ともに色鮮やかな衣装が次々と登場するのも見ていて楽しい。



何よりも、身分差があり、ゆえに簡単には気持ちを伝えられず、しかし同じ王宮にいるから偶然会える可能性は高く、でもやっぱりケータイがないから会いたいときには会えず、何かとすれ違ったりしちゃうわけです。恋愛ものに欠かせないもどかしさとせつなさを生む環境が朝鮮時代にはあるんですよね。恋愛ドラマを描くのにぴったりな設定なんです。

という背景もあり、ベースとなっている朝鮮時代のことは何も知らず見る人も多いと思いますが、そうすると「世子ってなに? そもそもなんて読むの?」ってことになりませんか? なるよね。説明します。

○「赤い袖先」のジュノも「雲が描いた月明かり」のパク・ボゴムも世子



世子はセジャと読み、国王の正式な後継者に選ばれた王子のことです。「赤い袖先」のジュノも、「雲が描いた月明かり」のパク・ボゴムも、「100日の君郎様」のド・ギョンスも世子です。「恋慕」の場合、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でもおなじみのパク・ウンビンが男装した世子となっています。世子のビジュアルの特徴は濃紺に銀色の龍の刺繍が入った韓服を着ていること。国王になると深紅に金色の龍の刺繍になります。



世子以外の王子は、正室の子は大君(テグン)、側室の子は君(クン)。姫の場合、正室の子は公主(コンジュ)、側室の子は翁主(オンジュ)となります。王子が世子を目指して争う「シュルプ」では、世子と大君と君の立場、扱われ方の違いも描かれていました。世子は背負うものも多く、孤高なところも魅力ですよね。



そんな世子と身の回りの世話をする宮女などの、身分差を超えた運命の恋となったら面白くないわけがありません。せつなさ爆発します。食わず嫌いの方がいたら、ぜひ一度、ファンタジー時代劇を味わってみてください。



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加治屋 真美 エンタメ系ライター。初めて観た韓国ドラマは’03年の「夏の香り」。東方神起との出会いをきっかけに本格的に韓国エンタメの沼にハマり、’14年にはTOPIK(韓国語能力試験)6級を取得。好きな韓国ドラマは「賢い医師生活」「大丈夫、愛だ」「二十五、二十一」などなど(選びきれません……)。Twitter@KajiyaMami この著者の記事一覧はこちら(加治屋 真美)

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