新井敏弘JRCA会長が大雨被害の唐津市へ寄附金贈呈。クラファンでは目標金額の倍以上の支援集まる

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2023年09月28日 07:10  AUTOSPORT web

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2023年の4月に開催された『ツール・ド・九州2023 in唐津』。唐津市では1997年から全日本ラリーが開催されている。
 全日本ラリー選手権などに出場しているラリードライバーの新井敏弘が会長を務め、国内ラリーの振興と発展、認知向上を目的とするJAF日本自動車連盟加盟団体のJRCAは、2023年7月の大雨によって大きな被害を受けた佐賀県唐津市に、復興支援を目的とした唐津市ふるさと寄附金を贈呈した。

 唐津市では国内最高峰ラリーシリーズであるJRC全日本ラリーの開催が1997年から続いており、福岡県のJAF登録クラブであるグラベルモータースポーツクラブの主催によって2023年も4月14日〜16日にかけて『ツール・ド・九州2023 in 唐津』が行われていた。

 7月の大雨では同市内の浜玉町で大規模な土砂崩れが発生し、ラリーの競技区間としても使用されていた七山地区などでも大きな被害が生じることに。その復旧費総額は100億円以上にもなるという見通しが報道で伝えられるなか、JRCAは一日でも早い復旧の一助となるべくクラウドファンディングを通じてラリー参加者や関係者、ファンなどを対象に寄附金活動を展開していた。

 このクラウドファンディングによる寄附金活動は30万円を目標として8月30日まで行われ、最終的に95人の支援者から目標を大きく上回る84万3000円もの寄附金が寄せられることとなった。この総額から諸経費を除いた78万8000円が、今回の唐津市ふるさと寄附金としての贈呈額となる。

 8月22日には唐津市役所にて、寄せられた寄附金を新井会長から唐津市副市長の脇山行人氏と経済部長の八島大三氏へ贈呈する式典が行われ、新井会長には脇山副市長より感謝状が贈られた。

 今回の寄附金を募った経緯について新井会長は「何か手助けになることをしなければ」という思いがあったと語る。

「公共の場である道路を貸していただいてラリーを行っているので、『地域の皆さまにお世話になっている』という気持ちを選手や主催者は強く持っています。そのようななかで、ラリーでいつも通っている地域が被災したということで、みんなのなかで『何か手助けになることをしなければ』という思いがあり、今回の復興支援寄附金を募るに至りました」

「被災された皆さまにあらためてお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をラリー関係者一同、心から祈念しております」

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