いつかは「ありがサンキュー」も?『アイドルマスターミリオンライブ!』先行上映舞台あいさつ開催

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2023年10月10日 16:01  マイナビニュース

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10月よりTVアニメスタートの『アイドルマスター ミリオンライブ!』。TVアニメ放送に先駆けて、8月より「劇場先行上映」が現在上映中。10月8日、最終幕となる第3幕の上映を記念し、東京・丸の内ピカデリーにて舞台あいさつが行われた。


今回の登壇者は、春日未来役・山崎はるか、最上静香役・田所あずさ、桜守歌織役・香里有佐、白石紬役・南早紀、豊川風花役・末柄里恵、プロデューサー役・中村源太、綿田慎也監督。



舞台あいさつは第3幕上映後のトークショーとなっており、ステージに出演者者が登場すると、まず綿田監督への「ありがとー!」の歓声が飛び交う。アニメ最終回の上映後ともありプロデューサー(観客)たちのテンションはすでにマックス。



これに対し綿田監督は、「まずはほっとしました。皆さんに完成したものをお届けできて、安心しました。どういう反応か、ずっと不安でした」と心情を語る。すると、田所は「ぴょんさん(山崎はるか)と劇場に観に行ったら、ぴょんさんが秒で泣いていました。『ミリオンライブ!』のすべてが詰まっていて、十年やっていて良かったです」と語った。


これを受けた山崎は「静香ちゃんの話をしてよ」と話を振る。田所は「静香ちゃんのひとつの完成を見せてもらいました。ひとつ大きな壁を乗り換えた瞬間を見せてもらって、ほんとうにありがとうございました」と感謝を述べる。山崎はアニメ内での静香のライブシーンについて触れ、「みんなの前で羽根を生やしたシーンは、5年後には笑えるかもだけど、映画館で観たときは泣き所しかなかったです」と気持ちを込めたコメントを残した。



『ミリオンライブ!』は、2013年にGREEでスタートし、2017年より『シアターデイズ』として再スタート。誕生から10年の歳月を経てのアニメ化となっている。そのため、キャスト陣の想いも人一倍となっており、末柄は、「みんなが動いていることが不思議な感覚でした。一話から繋いできたみんなとのリレー、その集大成がこけら落としライブ。アイドルたちの駆け出しの部分ってあまり見ることができない貴重な期間。私たちもこれを蓄えにしていけたらいいなと思いました」と語った。


『シアターデイズ』から参加組の香里は、「歌織さんは紬ちゃんとふたりで途中参加として仲間になったのがアニメでも反映されていました。最後のステージまでソロ曲も含めてバトンを繋いでいけたのがうれしかったです」と感無量。南も「『ミリオンライブ!』の良さや絆をいろんな人に知ってもらえたらなと。そして、監督がすごいのは現実に起こったことをアニメにすること」と口にする。



今回のアニメでは、実際のライブで起こった出来事などがアニメ演出として組み込まれており、追ってきたファンはニヤリとするポイントとなっている。山崎は「ありがサンキューはなかったね」とポツリと言うと、綿田監督は「まだ早い……」と、今後の展開次第ではもしかしたら……? と匂わせるやりとりも。だが、これには田所もたまらず「それをやるんだったら、アニメ二期はやりません!!」と突っ込むと、思わず客席からは「え〜?」と、笑い混じりのブーイングが沸き起こった。



「ありがサンキュー」とは、2016年に行われた『ミリオンライブ!』3rdライブツアーの千秋楽公演で起きた歴史的事件。ミリオンスターズ全37名(当時)が全員出演した初めてのライブであり、初めてのツアー。名古屋、仙台、大阪、福岡とバトンをつないだ幕張メッセ公演、すべての締めくくりである最後の楽曲「Thank You!」に入るためのラストMC。山崎と田所が最後の曲に入るため声を合わせた瞬間、会場に響き渡ったのは「ありがとー!」「サンキュー!」という別のことば。もともとはふたりで「ありがとー!」と締め、「Thank You!」の歌唱に移るところを、田所が間違え「Thank You!」と叫んでしまった。結果、ツアーのラストは大きな笑いにつつまれながら幕を下ろしたという、『ミリオンライブ!』でも最大級の伝説。これら一連の出来事は、愛を込めて「ありがサンキュー事件」と呼ばれ、ファンやキャストたちからもいまだにイジられている。


気を取り直して、第3幕お気に入りのシーンの話題へ。末柄は原っぱライブについてを挙げ、「できることに制限があるなかで開催して、最後につなげる瞬間」と語る。山崎はアニメでの「Sentimental Venus」でのシーンを挙げ、「止まっちゃった瞬間に、プロデューサーと未来が中心になって走ったのにも何もできない。そんな中お客さんたちがなんとかしてくれる。お客さんたちも巻き込んで繋いでいるんだなって。(リアルのライブやイベントでは観客のことを)プロデューサーと言うけど、お客さんとして来てくれる人もいます。(観客は)プロデューサーでもあるけど、お客さんでもある。あそこはP(プロデューサー)的にもグッときました」と自信がP活動をしてきた山崎ならではの目線でコメントした。



香里はジュリアがギターを弾いて歌っているシーンや、伊吹翼と星井美希のやり取りのシーンを挙げる。南は翼つながりでライブシーンでの「ロケットスター☆」の話題へ。すると、山崎は「ロケットスター☆」のバックダンサーが永吉昴、舞浜歩、福田のり子だったことについて着目し、「ロケット団が出てきて、にくいなー、監督どこまで知ってるのーって思いました」と驚く。



ロケット団とは、2013年にGREE版『ミリオンライブ!』で行われたゲーム内イベントで登場した昴、歩、のり子のこと。「ロケット団」は公式名称ではなく、「開演!ロケットスタートライブ!」というイベント名にちなみ、ファンからそう呼ばれている。



そして最後に山崎が締めの挨拶。「いろんな想いがあり、幸せな気持ち。アニメは12話、39人、52人……10年間のいろんな物語を組み込んでもらいました。ゲーム内だけじゃなく現実のライブなども含めてよくまとめてくださったなと。でも、まだここがゴールじゃないんだぞと思っています。新規の方をいっぱい『ミリオンライブ!』に誘って、盛り上げていけたらと思います」と、これからの未来を見据えたコメントを残し、本舞台あいさつは幕を下ろした。



(C)窪岡俊之 THE IDOLM@STER TM& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.

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