声優・内田真礼「私からのラブレターになれば」 - 15thシングル「ラブ・ユー・テンダー!」、10月18日リリース

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2023年10月11日 21:01  マイナビニュース

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声優、そしてアーティストとして活躍する内田真礼が2023年10月18日に15枚目となるシングル「ラブ・ユー・テンダー!」をリリースする。


表題曲となる「ラブ・ユー・テンダー!」は、作詞・作曲を北澤ゆうほ 編曲をUNDER_COVERSが担当。2023年10月から放送開始となるTVアニメ『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』のオープニングテーマで、途中、女性目線と男性目線で切り替わる掛け合いが可愛らしい楽曲となっている。



今回は、2023年9月よりライブツアーに突入した内田が、ニューシングルのリリースを前に語ったメッセージを紹介しよう。

○●内田真礼が語る15thシングル「ラブ・ユー・テンダー!」



──表題曲の「ラブ・ユー・テンダー!」はどういった楽曲になっていますか?



「ラブ・ユー・テンダー!」はTVアニメ『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』のオープニングテーマで、お互い好きなんだけど、まだもどかしい感じの男女の距離感を描いた楽曲になっています。2人の心情が見え隠れするところがこの曲のキモで、男の子と女の子、それぞれの目線で、付き合っているのか、付き合う前なのかよくわからないモヤモヤした時期の、甘酸っぱい青春の楽しさが表現されていて、そのときのワクワク感やドキドキ感が詰まっている曲になっています。



──男女どちらの目線も入っているんですね



お互いの視線が交じりあったような曲で、「私でいいのかな、僕でいいのかな」みたいな歌詞がサビにあるみたいに、僕もいるし、私もいる。私自身は声優なので、それを活かして、ちょっと男の子っぽい音だったり、可愛らしい女の子っぽい音だったりを表現しながら、両方の視点を入れてみました。



──声を変えて歌っているのですか?



ちょっとだけ変えています。そこは声優ならではのポイントかも知れませんね。「分かった?」みたいなセリフもあるんですけど、よりセリフっぽくしています。あくまでもこの曲の主人公を想定して、声優としての自分の想いを込めた感じで、ちょっと面白いなって思っています。だから、Aメロ、Bメロにも少しセリフっぽいところがけっこうあるのですが、ただメロディに乗せるだけではなく、感情も乗せている感じになっています。



──作品の登場人物ではなく、あくまでも自分で作った役柄を演じている感じですか?



あまり曲にキャラの心情を入れてしまうとキャラソンになってしまうので、あくまでも内田真礼として歌っています。前作の「ラウドへイラー」は、TVアニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』のエンディングテーマで、先生役として作品にも出ていたのですが、曲自体はあくまでもメインの学生たちのストーリーだったのに、先生が急に「歌います」みたいな感じでエンディングに入る流れがあって、えー、どういう流れ?みたいな(笑)。それはあくまでも監督のお遊びだったんですけど、あまりキャラに気持ちを寄せないほうがいいなとは思っています。だから、今回もあまり作品的なニュアンスは入れずに歌っているところがあって、あくまでも自分の曲は自分の曲、キャラソンはキャラの曲という風に分けて考えるようにしています。



──作中の2人ではなく、あくまでも内田さんが考える曲中の2人という感じですね



あまり寄り過ぎずに、ひとつの曲として歌っています。ただ、聴いていただく方がどのように捉えるかはわかりませんので、もちろんアニメと重ね合わせて聴いていただいても面白いですし、私の曲として楽しんでもらってもいいかなって。そのあたりは聴く方の自由だと思っていますし、それが一番良いのではないかと思います。


──実際のこの曲を歌ってみた感想はいかがですか?



この曲は北澤ゆうほさんの良さというか、北澤さんが見える曲なんですよ。曲をいただいたときから、女性ロックバンドパワーみたいなものを感じで、可愛さもあれば、節回しの気持ちよさもあって、歌っていてすごく楽しい曲です。キーがすごく高い曲なので、少ししんどいかなって思ったのですが、それ以上に楽しさが溢れる曲ですね。意外と最近のタイアップは、エンディング曲が多くて、「ラブ・ユー・テンダー!」みたいなハッピーな曲がなかったので、余計にそう感じたのかもしれません。



──最近はカッコイイ系の曲が多かったですよね



ちょっと久しぶりな感じがしました。「聴こえる?」もエンディングテーマで、作品をしっとりと終わらせるみたいな感じでしたが、今回はほんとにハッピーで突き抜けている曲なので、歌っている自分も楽しかったですし、私のこういう曲を待ってくれていた方も多いのではないかと思い、一言一言に気合いをいれて収録しました。



──レコーディングはスムーズでしたか?



キーがすごく高いと言いましたが、レコーディング自体は意外とすんなりでした。キーひとつ下げてみるみたいな話もあったのですが、そうするとちょっと違うなって思ったので、頑張って収録しました。だいたい、頑張ってレコーディングをした曲は良い曲になるというのが私の毎回のジンクスなので(笑)。レコーディングではいつもぎりぎりのキーで作っているので、初めてライブで歌うときとかはすごくきついんですよ。でも、ライブを重ねることで、よりパワーが増していくので、今回も気を緩めずにしっかりレコーディングしました。



──カップリングはどのような曲になっていますか?



カップリングの「アーバンハイウェイ」は、今までに歌ってこなかった感じの曲ですね。ちょっとクラブミュージックっぽい感じで、新しい感じです。たくさん声の要素を採り入れたいということで、息遣いとか、声で遊ぶ感じをたくさん録ったのですが、実はまだ最終的なものが聴けていないので、自分でもすごく楽しみですし、聴いていて気持ち良い曲になっていると思っています。

○●内田真礼「アーバンハイウェイ」試聴動画

──15thシングル「ラブ・ユー・テンダー!」は、ちょうどライブツアーが終わった直後くらいの発売ですね



今回のツアーは久しぶりの声出しありで、今までできなかったことをやっと取り戻せるライブなので、すごく気合が入っています。激熱セトリになっているので、体力的な心配もあるのですが、そんな不安もふっ飛ばして、皆さんと一緒に楽しめたらいいなと思っています。一歩ずつ、開放に向かっている中をちゃんと皆さんと歩けたらいいなと。



──開放というと?



声は出せるけどまだマスクが必要だったりもするので、この嫌な感じをぶっ飛ばしていきたい。私の曲は、もともとライブで盛り上がることをテーマにして作った曲がすごく多いので、声が返ってこないと完成度が70%くらいになるんですよ。たとえ私が100%で歌っても、結果として70%くらいにしかならない。それってライブとして消化不良じゃないですか。実際、テレビ収録が苦手なんですけど、それはやはり反応が返ってこないからだと思います。何のために歌っているのかわからなくなってしまうので、生の声を聞くことは本当に重要だと思います。



──やはりお客さんの反応は大事ですよね



ここ数年、ショーをすることに慣れてしまったんですよ。ライブではなくてショー。あくまでも名目はライブなのですが、ステージの上だけが大いに盛り上がっていて、お客さんは黙って座って見ているだけ。その温度感が嫌なんです。ステージ上の私達が爆発することと観客席の皆さんが爆発することが良い化学反応を起こせば、すごく面白いライブになると思うので。


──ライブツアーが終わればもう今年も終盤ですが、あらためて2023年を振り返ってみるといかがですか?



2023年の前半は、自分を見つめ直す上半期だったような気がします。自分がやるべきことだとか、自分に求められているものだとか。その中で、自分がいただいているものを大切にすること、そして自分が大切にしているものを守るということをしなければならない半年だったような気がします。何か止まっていたものが動き出した感じがして、逆に止まっていたもの、途切れていたものをあらためて動かさないといけない時期でもありました。



──止まっていた期間が意外と長かったですからね



少なからずファンの方も変わっていくと思っています。新しい方もいらっしゃるし、逆に来なくなるファンの方もいるだろうなって。それくらい長い期間だったので、ある意味、仕切り直しをして、また新しい関係性を築いて、今まで以上に面白いものを作っていけたらいいなと思っています。



──それを踏まえて、年末に向かってどのように走っていきますか?



後半戦は“逃げない”がテーマです。自分が今背負っているものとか、頑張ろうと思っているものから逃げない。例えばジムに通うのもそのひとつで、運動をするということから逃げない。お菓子を食べないということから逃げない(笑)。いろいろな意味が含まれているんですけど、自分の向き合っている大きな問題だけではなく、小さなことからも逃げないようにしたいです。



──今は逃げそうになるのを抑えている状態?



面倒くさいと思うときもあるのですが、それでもやらないとどんどんダメになるので、やるぞと決めたらやる。いちばん大変なのは続けることだと思うんですよ。続けるためには少なからず気合いが必要なので、そこで立ち止まらず、新しいことに挑戦し続ける。あと、私の中で“推し”というのが大きなテーマになっていて……。



──“推し”ですか?



自分が推されている立場の人間ということをしっかり認識しないといけないと思っています。ファンの方がいて、その応援があるからこそ今の活動が成り立っている。Tシャツとかグッズにしても、買ってくださるファンの方がいるから成立するものですから、そういったものを喜んでもらえたり、ライブに来て楽しんでもらえたり、それを生活の糧にしてもらえたり。そういったことに、これまで以上に目を向けていかないといけないなと思っています。



──わかってはいたけれど、当たり前ではないということをあらためて認識するみたいな感じでしょうか?



推しのパワーというのは偉大じゃないですか。自分も好きなものからすごいパワーをもらっていますし、だからこそ、ちゃんと推しとして誇れる自分でありたいと思うようになってきて、これが後半の目標と言えるかもしれません。ファンの方が自信を持って推しと言えるような自分でいるために、逃げちゃダメなんです。これだけ多くの方がライブに来てくださって、ファンクラブにまで入ってくださっているわけですよ。だから、推されている自覚を持たないといけないと思っています。最近少し見えていなかったんですよ、会えなかったので。これからは、SNSはもちろんですが、あらためて向き合っていきたいと思っています。



──それでは最後に「ラブ・ユー・テンダー!」のリリースを楽しみにしている方へのメッセージをお願いします



まずは、ファンの方に楽しいとか、推していて良かったといってもらえるようなライブツアーにしたいと思っています。そして、10月18日にリリースされる「ラブ・ユー・テンダー!」は、そんな私からのラブレターになればいいなと思っているので、ぜひ受け取っていただけるとうれしいです。年末まで駆け抜けていきます!自分に逃げずに(笑)。



──ありがとうございました



内田真礼の15thシングル「ラブ・ユー・テンダー!」は、2023年10月18日の発売予定。各詳細は公式サイトにて。(竹間葵)

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