「GT」と関係がある? 新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』制作発表 孫悟空、ベジータ、ブルマ……“小さな姿”は何を意味する?

3

2023年10月14日 07:11  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより https://youtu.be/tkzzoDLrRDM?si=8jmDcdDGMyeUDRyK

   米ニューヨークで開催の「ニューヨーク・コミコン」会場で、アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の制作が発表された。同作は『ドラゴンボール』40周年記念作品と銘打たれた、新作アニメとなる模様だ。


(参考:【写真】幼少期から超サイヤ人まで! 孫悟空だけで構成された贅沢な逸品「ドラカプ」を360度回転で見る


  今回提示された情報によると、孫悟空、ベジータ、ブルマ、チチなど多くのキャラクターが子ども姿のような小さな姿になっているのがわかる。2024年秋ごろに公開される予定という。なお、テレビアニメ、映画、それとも動画配信サイトでの公開になるのかなどの詳細は、現状ではわかっていない。


  『ドラゴンボール』原作者の鳥山明からのメッセージもあわせて公開された。まず、「DAIMA」というタイトルだが、漢字では「大魔」、英語では「Evil」ということで、悪魔、魔族などを意味する言葉であるようだ。ある陰謀で小さくなった悟空たち。その解決のために新たな世界に乗り込むことになり、未知の不思議な世界で大冒険と激しいアクションを繰り広げるというのが、今回のストーリーのようだ。


  なお、基本ストーリーや設定、デザインなどは鳥山明が務めているほか、鳥山本人も「いつもよりかなり気合いが入っているかもしれません!」とコメントしていることから、相当力の入ったアニメになっていることは間違いないようだ。


  悟空が小さくなる設定といえば、テレビアニメ『ドラゴンボール GT』が思い起こさせられる。魔人ブウとの激闘を終え、『ドラゴンボールZ』が終了する頃、悟空はとにかく強くなりすぎていた。ベジータは悟空と対抗できる存在であったが、ヤムチャ、クリリン、ピッコロなど、他のキャラとの戦闘力に差がつきすぎ、戦闘力のインフレが指摘される状態にあった。


  アニメ・原作完結後の世界を描いた物語である『GT』で、悟空を敢えて小さくしたのは、戦闘力のリセットを図ろうとする試みだったのかもしれない。もっとも、小さくなっても悟空はかなり強かった。そして、終盤ではますます他のキャラと差が開いてしまったのであるが。


  今回の『ドラゴンボールDAIMA』に話を戻そう。なんと悟空だけでなく、他のキャラも小さくなっている。これは、全体的に戦闘力が弱体化していると見ていいのか、それとも体が小さくなっただけで戦闘力や使える技はもとのままなのだろうか。ファンの間では様々な憶測が飛び交っているので、続報を待ちたい。


  また、鳥山明が参画しているのは嬉しい話だ。鳥山は、連載終了直後はしばらく『ドラゴンボール』をもう描きたくないと言っていた。しかし、ハリウッドで制作された実写版『DRAGONBALL EVOLUTION』が、彼の創作意欲に火をつけた。実写版の完成度についてはここで述べないことにしておくが、どのような形であれ、鳥山の創作意欲が爆発したという意味では、この実写版の意義は大きいだろう。


 『ドラゴンボールDAIMA』はアニメの作画もきれいだし、キャラもかわいいし、かつ戦闘シーンもカッコいいので期待できそうだ。そして、昨今少なくなってきた少年漫画の王道をいくアニメになる予感がする。ジャンプ黄金期を知る漫画・アニメ好きも楽しめそうである。


(文=元城健)


このニュースに関するつぶやき

  • ダイレクトマーケット?
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定