「再び戻ってくると…」2大会連続のEURO出場にスコットランド指揮官「今夜は祝杯をあげよう」

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2023年10月16日 12:57  サッカーキング

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スコットランド代表を率いるスティーブ・クラーク監督 [写真]=Getty Images
 EURO2024予選・グループA第8節が15日に行われ、スペイン代表がノルウェー代表を1−0で下した。この結果、スペイン代表だけでなく、今節試合を割り当てられていなかったスコットランド代表も2位以内でグループAを終えることが確定。2大会連続4度目のEURO本大会出場を決めたことを受け、スコットランド代表を率いるスティーブ・クラーク監督がイギリスメディア『スカイスポーツ』にて喜びを明かした。

 前回大会のEURO2020予選で、スコットランド代表はグループIをベルギー代表とロシア代表に次ぐ3位で終えたものの、プレーオフ経由で本大会行きの切符を勝ち獲り、6大会ぶり、実に24年ぶりの本大会出場を決めていた。また、FIFAワールドカップも含めた主要大会への出場は22年ぶりの快挙。2019年より母国の代表チームを率いているクラーク監督は、スコットランド代表の止まっていた時計の針を再び動かすことに成功していた。

 そして迎えた今大会の予選では、初陣でキプロス代表を3−0で破ると、第2節ではグループ内最大の強豪と目されていたスペイン代表を2−0で撃破。最終的には開幕5連勝を遂げ、今月12日に行われた第7節ではスペイン代表との“リターンマッチ”を0−2で落としていたが、2大会連続の本大会行きへ王手をかけていた。このような状況の中、グループAで3位につけていたノルウェー代表が第8節のスペイン代表戦で敗れたため、2試合を残してEURO2024本大会出場が決定。4年に1度開催されるヨーロッパの頂点を決める戦いに、再び参加する権利を得ていた。

 スコットランド代表を2大会連続のEURO出場へ導いたクラーク監督は「2大会連続の予選突破を果たした選手たちを祝福したい。彼らはここまで努力を積み重ねてきたのだから」と“教え子”たちを称えたが、「私に言わせれば彼らはまだ若いし、自分たちが成し遂げたことの重大さを十分に理解しているとは思えないのだがね」と率直な意見も明かした。選手だけでなく、スコットランド代表のチームにかかわるすべての人々への感謝も口にしている。

「同時に、いつもチームを裏から支えてくれていたバックルームのスタッフにも感謝したい。もちろん、常に『ハムデン・パーク』(※スコットランド代表のホームスタジアム)満員にし、ここをかつてのような恐るべき場所に戻してくれたファン・サポーターにも感謝しなければならないね。彼らはホームであろうとアウェイであろうと、我々の成功のために重要な役割を果たしてくれた」

 続けて、クラーク監督は「EURO2020の本大会が終わった後、私は再びこの舞台に戻ってくると誓った。実際に2大会連続で本大会出場を決めることができたが、これは我々が進歩していることの証明でもある。今夜は祝杯をあげよう」と目標達成の喜びを口にした。一方で「しかし、我々にはまだ仕事が残っている。明日にはフランスとの国際親善試合に向けて準備を再開させたい」とも発言。17日に控えたフランス代表との国際親善試合に向けて気を引き締めた。

 この後、スコットランド代表は11月15日に敵地でジョージア代表と、同18日にホームでスコットランド代表と対戦する。クラーク監督はグループA残りの2試合に向けて「できる限り多くの勝点を獲得し、予選を終えることだけを考えたい」と意気込んだ。

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