「永遠のフランス人美少女」イザベル・アジャーニ(68)が破産か 本人は「裕福になったことがない。なぜそう言われるの?」

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2023年10月17日 16:21  Techinsight Japan

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2018年5月、カンヌ国際映画祭のオープニングガラに出席したイザベル・アジャーニ
68歳の今でも変わらぬ美しさで、銀幕の世界に君臨するイザベル・アジャーニが、脱税とそれに関連したマネー・ロンダリングで税務当局から訴追されていることが判明した。イザベルは、10月11日付の仏誌『Paris Match』で自身の財産について率直に語り、「私はファンが思っているよりもずっと裕福ではない」と主張した。

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19歳の時に、有名なフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの狂気的な恋の情念を描いた『アデルの恋の物語』(原題:L'Histoire d'Adèle H. 1975年仏公開)で主役を務めて美少女ぶりが注目された後、特に90年代では『可愛いだけじゃダメかしら』(原題:Toxic Affair 1993年公開)、『王妃マルゴ』(原題:La Reine Margot 1994年公開)などでも人気を博したイザベル・アジャーニ。パリ出身のフランス人だが、アルジェリア人の父とドイツ人の母を持つイザベルは、ミステリアスな美しさにほとばしる情熱を持ち、一切表情を変えずに大きな青い瞳から大粒の涙を流す、そんな彼女の演技に魅了された人も多いのではないだろうか。


そんなイザベル・アジャーニは、脱税とそれに関連したマネー・ロンダリングの容疑で10月19日にパリ刑事裁判所に出廷する予定になっている。2013年にイザベルが、セネガル人の富豪実業家ママドゥ・ディアニャ・ンディアイ氏に借金を願い出たことが事の始まりのようだ。彼はイザベルに200万ユーロ(約3億1500万円)を無利子で貸し付け、2024年12月31日までに返済させる約束を取り交わした。イザベルは、税務当局に取引を登録することで確かに法律を遵守していたが、2019年に税務当局はこの借金が「隠れた寄付」の疑いがあると発表した。これが貸付でなく実際に寄付だったのであれば、「親族以外から貰ったお金」の扱いになり、60%の税率の税が課されるため、詳細を明らかにすることは重要だ。

国家財務検察庁に送られた報告書では、2013年のイザベルの収入が不十分で、債権者が「意外にも」彼女に保証を求めなかったと説明されている。その結果、今回の裁判でイザベルが敗訴した場合、120万ユーロ(約1億8900万円)を支払わなければならず、それに125万ユーロ(約1億9700万円)の追徴金が加算されることとなる。


裁判が近づくなか、フランスの写真週刊誌『Paris Match』のジャーナリストがパリの一流ホテルでイザベル・アジャーニにインタビューを行った。彼女は現在の経済状況について、「裕福になったことなんてないのに、なぜ破産なんて言われるのでしょうか。確かに私は平均的な人よりも多くのお金を稼いだけれど、平均的な人よりも多くのお金を人に与え、手放してきたのです」と話している。

イザベル・アジャーニの弁護士であるステファン・バボノー氏も電話でインタビューを受けた際、「イザベルは資金計画や蓄財には無頓着なアーティストの一人です。善し悪しは別として、そういうビジネススタイルなのです」と述べている。セレブの生活は、必ずしも見かけ通りではないのかもしれない。

画像4枚目は『Isabelle Adjani 2022年10月25日付Instagram「#PARISMONCOEUR pour @lofficielparis Automne 2022」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 リエコ)
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