「センサイ」初の旗艦店が上海にオープン ショップとスパを併設

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2023年10月17日 16:51  Fashionsnap.com

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SENSAI Flagship Store Shanghai

Image by: センサイ
 カネボウ化粧品のグローバルプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」が、ブランド初の旗艦店「SENSAI Flagship Store Shanghai」を上海に10月27日にオープンする。「繊細に丁寧に生きる」というブランドの価値を体現し、エクスクルーシブな非日常体験を提供する。

 旗艦店は、「茶道」の精神性と様式美を取り入れ、五感を満たす体験型スパエリア「SENSAI The Senses Spa」と、小石丸シルクがもたらす美のフィロソフィーをミニマルに表現したショッピングエリアで構成。店舗全体の導線は茶道の空間の捉え方である、「露地ー待合ー茶室ーお見送り」の流れをモダンに昇華し、「自らを浄めて心を整える」ような空間を設計した。
 スパエリアは、脳波や心電図などを視聴覚などで知覚できるように変換する「バイオフィードバック技術」を花王独自に応用した空間で、映像・音・光と連動する心拍や呼吸を演出。自分自身を見つめながらリラックスできる雰囲気を促す。オールハンドで行うブランド最高峰のトリートメント「バランシングマッサージ」は、日本のおもてなしの心を体現したメソッドで、うるおいに満ち、輝く、なめらかな「シルクスキン」へとみちびく。また、5つの香りからお客が好きなものを選ぶことができ、気分に合った香りでトリートメントを体験できる。
 桜井郁子ブランドマネジャーは、「中国においては、エビデンスに基づく確かな効果効能がスキンケアには求められる一方で、リアルでしか叶えられない特別な顧客体験も重視されています。日本らしい美意識と感性、最高峰のおもてなし、センサイによる最新の研究知見に基づく皮膚科学、それらを融合させた、世界でここでしか体験できない、上質なシルクスキンへと誘う特別なひとときをご体感いただきます。センサイならではの“体験型コンセプトストア”として、ブランド独自の価値を世界に発信し、グローバルにおけるプレゼンスをより一層高めていきます」とコメントしている。
 センサイは1983年に誕生。商品に日本古来の希少な小石丸シルクを取り入れ、メイド・イン・ジャパンの意匠を凝らしたものづくりにこだわったスキンケアおよびメイクアップ製品をラインナップしている。欧州で展開をスタートし、中東に進出後、2019年に逆輸入で日本での販売を開始。中国などにも上陸し、現在は40ヶ国以上で約3600店舗を営業する。花王グループにおいてグローバル市場のシェア拡大に向けたファーストランナーであり、今秋には最高峰スキンケアシリーズ「ユーティーエム(UTM)」を刷新し、プレステージ市場での認知拡大につなげる施策を打っている。さらなる成長のため、中国を足がかりにアジア地域での富裕層をターゲットにした戦略を推進。今回の旗艦店出店もこの一環だ。まずは上海で3ヶ年計画として旗艦店以外にも百貨店やモールへの出店、高級ホテルでのアメニティ導入などラグジュアリーなタッチポイントを創出しドミナントモデルを構築後、上海以外の中国の都市部にも同モデルを拡大する。ブランド全体で2030年までに2022年比で売上3倍に成長させ、現状約90%を占める欧州売り上げを半分にし、グローバル化を進める計画だ。

■SENSAI Flagship Store Shanghai所在地:上海市徐汇区衡山路8号 5号楼112、111b営業時間:10:00〜22:00
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