肌の“美食家”に向けた韓国スキンケア「クオカ」が日本上陸

1

2023年10月20日 19:32  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

写真
 韓国のスキンケアブランド「クオカ(kuoca)」が日本市場での展開を始めた。インテルコスメシ・ジャパンが日本総合代理店として、同社が渋谷スクランブルスクエア グッズ コスメティック内に出店する直営店「MOOD or NATURE new beauty」とクオカ公式オンラインストアで販売している。

 クオカは、“ファイン ダイニング”哲学からインスピレーションを得て、2019年にローンチしたスキンケアブランド。10年以上ミュージカルを企画してきたファウンダーのキム・ジス氏が、「元々肌荒れがひどく、そんな時に叔母が趣味で作っていた天然素材を使った化粧品を使い、その使用感がとてもよく商品化したいと思った」ことをきっかけにブランドを立ち上げた。美食家でもあったジス氏が、イタリア語でFine Dinning Chefを意味する“cuoca”からインスパイアしてブランド名にし、加えてシェフの1日の始まりが市場で新鮮な食材を選ぶことから始まることに合わせ、クオカも新鮮な素材を使用することをベースにしたアイテムを提案する。
 "肌の為の美食、肌の為のファインダイニング"をモットーに、厳選した原料を適切な比率と高い技術力でブレンド。「叔母の化粧品レシピがとても良いものでしたが、商品化するにあたり、専門家の意見を取り入れ自社製造室を開設し作っています。毎日少量しか作れず非効率ではありますが、より良い商品を作るためです」とジス氏。マーケティングやデザインなどではなく、新たなトレンド発信地として話題の聖水洞(ソンスドン)に製造室を作りレシピ開発に投資する。
 商品は韓国ではスキンケア「プレミアムブレンド」と、ハンド&ボディケアライン「エピキュアブレンド」を展開するが、日本ではエピキュアブレンドからスタートする。エピキュアブレンドは、五感を満足させるファインダイニングの料理のように、機能と香りにこだわった。マラケッシュ香料のスパイシー感を込め、ティーカップを口にした時のような、瞬間的に広がる異国情緒的な香り「ダーク ティー(DARK TEA)」、ピリッとした ピンクペッパーがブレンディングされた濃厚なローズが香る「ローズ ケーキ(ROSE CAKE)」、プロバンスの桃畑で灼熱の太陽を浴びて育った野生の桃果汁を搾りたてのような香りの「ワイルド ピーチ(WILD PEACH)」の3種を揃え、それぞれハンド&ボディウォッシュ(300mL 税込4200円)、ハンド&ボディローション(300mL 同4800円)、ハンドクリーム(50mL 同2700円)を展開する。
 今後は「来年に向け日本でもスキンケアをローンチしたいと思います。ただスキンケアは製造から30日以内に販売するといった、韓国での方針を日本でも踏襲したいと考えていて、そのためには受注生産のスキームから始められたら」(共同ファウンダーのベンジャミン氏)。販売後の使用期限は未開封で1年、開封後は半年という。
 ショップは2022年末に聖水洞に直営店をオープンした。海外展開についてベンジャミン氏は「まずは日本でのローンチを皮切りに、12月には香港の百貨店への導入を予定しています。タイ・バンコクのディストリビューターも決定し、欧米も視野に入れています」と世界を見据えながら、「グローバル市場で大きなブランドになることよりも、クオカを使った人たちが、触れた人たちが、これまでで1番良かったと思ってもらうことが私たちの夢です」(ジス氏)と語った。
■クオカ:公式サイト

このニュースに関するつぶやき

ニュース設定