2023年秋ドラマ初回視聴率ランキング! 日曜劇場『下剋上球児』抑えた1位、ワースト入り作品は?

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2023年10月23日 23:01  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

 2023年10月期の連続ドラマ(民放4局、午後8〜10時台)が続々とスタート。初回視聴率ランキングでトップになったのは、世帯平均12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した水谷豊主演『相棒season22』(テレビ朝日系)だった。

 前シーズンで“初代相棒”の亀山薫(寺脇康文)が14年ぶりにレギュラー復帰し、ファンが俄然盛り上がっている『相棒』シリーズ。今回も安定の2ケタ発進となったものの、前シーズンの初回17.3%を4.8ポイント下回り、初回の数字としては“同シリーズ最低”となってしまった。

 第1話では、行方不明になっている上原阿佐子(栗山千明)の婚約者・牧村克実(市川知宏)が、複数の身分を名乗ってさまざまな組織に潜入していたことが発覚。さらに、牧村が公安部の捜査員である可能性が浮上した。

 この展開に、前クールで大ヒットした日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の一部ファンから「これってVIVANT意識してるよね?」という指摘が続出。これに対し、「相棒がVIVANTを意識するわけない。むしろ組対×公安×刑事部の壮大な世界観は相棒っぽい」と反論する『相棒』ファンの書き込みも見られる。

日曜劇場『下剋上球児』は2ケタをキープ

 2位は、鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』(同)で、初回は10.8%。第2話も10.7%と2ケタをキープしたが、最終回が19.6%を記録した『VIVANT』と比較すると、どうしても寂しい印象だ。

 同作は、大学まで野球一筋だったもののケガで引退し、スポーツトレーナーを経て高校教師になった主人公・南雲脩司(鈴木)が、廃部寸前の弱小野球部で“下剋上”を目指すというストーリー。

 脚本を吉高由里子主演ドラマ『最愛』(同)などの奥寺佐渡子氏が手掛けており、「野球に詳しくなくても引き込まれる」と概ね好評だが、野球シーンに採用されている“アニメ演出”は「斬新で面白い」「これはいらない」と物議を醸しているようだ。

 3位は、ついに深夜枠からゴールデン枠へ昇格したTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』第6シリーズ(テレビ朝日系)で、初回は9.1%。しかし、最新回の第2話では7.0%までダウンしており、今後が心配される。

TBS系ドラマが5%台で複数ワースト入り

 ワースト1位&2位はともにTBS系で、初回5.5%の『フェルマーの料理』と初回5.7%の『マイ・セカンド・アオハル』がランクインした。

 高橋文哉&志尊淳がダブル主演を務める料理ドラマ『フェルマーの料理』は、数学者になる夢を挫折した高校生が、若き天才シェフとの出会いを機に料理の道へと進み、数学的思考で料理を作り出す物語。

 大人気のイケメン俳優を主演に起用しているとあって、「眼福すぎる」と多くのファンを喜ばせているほか、2人の演技力に「引き込まれた」と賛辞も。しかし、同枠前クールのSnow Man・目黒蓮主演『トリリオンゲーム』が初回7.4%だったことを思うと、厳しいスタートと言わざるを得ない。

 また、主演の広瀬アリスとなにわ男子・道枝駿佑の共演が話題の『マイ・セカンド・アオハル』は、アラサー女性が偶然会った大学生の一言を契機に大学生となり、建築学科の“年下の先輩”たちに揉まれながら、恋に、勉強に、夢に奮闘するラブコメディ。

 同ドラマは「火曜ドラマ」枠で放送中だが、同枠の全話平均視聴率において歴代最低を記録した本田翼主演『君の花になる』(昨年10月期)の初回でさえ6.5%。そのため、『マイ・セカンド・アオハル』が全話平均で『君の花になる』を下回る可能性もありそうだ。

『いちばんすきな花』がワースト入りも……TVerで大ヒットする?

 ワースト3位は、Sexy Zone・菊池風磨主演『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(日本テレビ系)と、昨年の話題作『silent』(フジテレビ系)の脚本家・生方美久氏と同局プロデューサー・村瀬健氏が再タッグを組んだ『いちばんすきな花』(同)で、ともに初回5.9%。

 現時点までの『いちばんすきな花』は、多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が演じる男女4人が偶然出会い、人付き合いにおける不器用さを告白し合う展開が続いているが、クセが強い脚本ゆえか、ネット上では「繊細な会話劇が秀逸」「4人が中二病っぽくてイライラする」と賛否を呼んでいるようだ。

 また、第2話は5.1%までダウンしたものの、見逃し無料配信動画サービス・TVerでは再生数ランキングの上位に入っている同作。『silent』は放送中、TVerで驚異的な再生数を誇っていたが、『いちばんすきな花』も同様の盛り上がり方を見せるかもしれない。

 上位にテレ朝系ドラマが集中する中、TBS系ドラマの勢いが少々心配な今期。やはり『相棒』が最後まで首位を突っ走るのだろうか。

1位:『相棒season22』(テレビ朝日系、水曜午後9時)12.5%

2位:『下剋上球児』(TBS系、日曜午後9時)10.8%

3位:『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系、火曜午後9時)9.1%

4位:『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系、木曜午後9時)7.9%

5位:『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(フジテレビ系、月曜午後9時)7.8%

6位:『コタツがない家』(日本テレビ系、水曜午後10時)7.3%

7位:『セクシー田中さん』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)7.2%

8位:『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系、月曜午後10時)6.3%

9位:『パリピ孔明』(フジテレビ系、水曜午後10時)6.1%

10位:『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(日本テレビ系、土曜午後10時)5.9%
 同:『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.9%

12位:『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系、火曜午後10時)5.7%

13位:『フェルマーの料理』(TBS系、金曜午後10時)5.5%

※小数点第2位以下を四捨五入。

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