ランジャタイ『がんばれ地上波!』は「“あのころ”の知り合いに会える場所」【連載PERSON】

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2023年10月24日 17:01  TVerプラス

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人生に影響を与えたテレビ番組を軸に、出演作品の話題からその人のパーソナルな部分にも迫るインタビュー連載「PERSON〜人生を変えたテレビ番組」。今回はランジャタイ(伊藤幸司、国崎和也)が登場します。

ランジャタイは2007年にコンビ結成。『M-1グランプリ2021』ファイナリスト、2023年に初開催となった『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』ではベスト16進出など、奇想天外な漫才でカルト的な人気を誇り、バラエティでも活躍中のコンビです。

今回、冠番組『ランジャタイのがんばれ地上波!』(テレビ朝日系、毎週火曜26:36〜※10/24放送は26:30〜26:47)の初イベントとなる『ランジャタイのがんばれ地上波! 〜秋の生ブチ切れ王決定戦〜』が11月7日(火)に豊洲PITで開催決定。さまざまなものにブチギレる大人気企画「ブチギレ王決定戦」がステージ上で行われます! 

高野正成(きしたかの)、 村田大樹(武炎)、口笛なるお(わらふぢなるお)、ヤマゲン(ネコニスズ)ら企画のレギュラーメンバーに加えて「ネクストブチギレ枠」として、虹の黄昏(かまぼこ体育館、野沢ダイブ禁止)、高木ひとみ〇(ぽんぽこ)が襲来。果たしてどうなるのか!? 今回、ランジャタイのお二人に番組のことを中心にインタビューを行いました。

地下芸人と再会する“憩いの場”!?

――冠番組が始まって1年が過ぎました。振り返っていかがですか?

国崎:楽しくやりたいことをやらせていただいています。企画で「こういうことをやりたい」って言ったら、そのままかたちにしてくれて楽しいですね。

伊藤:あっという間。いいものですね。冠番組は。

――これまで印象的だったエピソードや企画を教えてください。

国崎:MOROHAが来てくれて「2代目MOROHA選手権」をやったんですが、それまでバラエティにあまり出ていなかったのが、僕らの番組で「楽しいな」と思ってくれたみたいで、他にも出るようになったのは嬉しいですね。(MOROHAとは)仲良くさせてもらっています。

伊藤:喧嘩をしていた(先輩芸人の)桐野安生さんと本田らいだ〜△さんの仲直り企画をさせてもらったんですけど、(二人が)4年間まったく喋っていなかったんですよ。(番組をきっかけに)仲直りしてくれて本当に良かったです。牧野ステテコさんとか、ほかの芸人も喜んでくれて「ありがとう」と言ってくれました。

――『がんばれ地上波!』はお二人にとってどんな場所になっていますか?

国崎:“あのころ”の知り合いに会える場所ですね。

伊藤:憩いの場ですよね。

――ライブで共演していた芸人さんたちと再会できる番組なんですね。「あの芸人さん呼んでほしいです」など、お願いすることもあるんですか?

国崎:そうですね。ギフト☆矢野さんとか、浜村凡平太さん、街裏ぴんくさんとか、みなさん来ていただいてありがたいです。

食レポでは「食べない」を貫く

――ここからは、お二人とテレビとの関わりを教えていただきたいです。自分が影響を受けたと思うテレビ番組を教えてください。

国崎:『学校へ行こう!』ですね。「未成年の主張」とか「癒し系ミュージシャン」とか好きでした。(自分は)V6さんに全部の影響を受けています。V6さんの作品の一部です。

――(笑)。ゴールデン帯の放送でポップでしたし、楽しい番組でしたよね。

国崎:ポップでしたね〜。特にV6さんの中でも、(自分は)長野博さんのお笑いの一部ですね。

――(笑)。

伊藤:僕は『めちゃ×2イケてるッ!』です。毎週欠かさず見ていましたし、「台湾少年愚連隊」の企画とか面白かったですね。

――いま、ご覧になっている番組を教えてください。

国崎:『VIVANT』を見ました。めちゃくちゃ面白かったです。最初、1話、2話だけを見て最終話を見たら、意味が分からなくて。「なんだこれ?」と思ったんですが、ちゃんと追ったら「なるほどなー」と。悪態ついた分、制作の方に申し訳ないなと思いました(笑)。

伊藤 僕は『水曜日のダウンタウン』です。やっぱりダウンタウンのお二人が面白いですね。「なんて言うんだろう?」って気になっちゃいます。

――芸人として大切にしている軸・信念を教えてください。

伊藤:僕は「ない」というのがポリシーですね。

国崎:食レポでは絶対に食べないようにしようと思っています。

――(笑)。番組で拝見したことがあります。

国崎:食べなかったり、手で隠したり、嫌なヤツに映るでしょ(笑)。クレームが来るようにちゃんとします。

――(笑)。ずっと変わらず、面白いランジャタイさんですが、昔から「人を笑わせたい」という欲求があったのでしょうか?

国崎:多分めっちゃあったと思います。小学生のとき、ずっと使っていた学校の机にドリルで穴を空けまくったんですよ。テスト中、解答を書こうと思ったらズボッと穴にハマって、隣のヤツに悲しい顔を見せる……というお笑いをずっとやっていました。

――(笑)。

伊藤:机で言うと、僕も鉛筆で真っ黒にしていましたね。真っ黒にした机を鏡にして自分を見ていました。

国崎:怖いね〜。

――今後、ランジャタイとしてやってみたいことは?

国崎:食レポで1時間ずっと食べない番組とかやってみたいですね。この時代だからこそ、苦情が鳴り止まない番組(笑)。

伊藤:宇宙的なことを調べる番組をやってみたいです。宇宙のこととか、都市伝説みたいな分からないことを知るのが好きなので、興味があります。

――1000人以上が入る豊洲PITでイベント『〜秋の生ブチ切れ王決定戦〜』も行われます。ファンの方にメッセージをお願いします。

国崎:はしゃいでやったはいいが、ひとつも埋まらない、とかもありえるので(笑)、「頼む!」と。

伊藤:僕も同じです。来てほしい!

取材・文:浜瀬将樹
写真:フジタヒデ

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