「ブラッシュアップライフ」がグランプリ&小栗旬が主演男優賞を受賞 「東京ドラマアウォード2023」各賞発表

0

2023年10月24日 19:41  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

写真
16回目となる「東京ドラマアウォード2023」授賞式が10月24日(火)、都内にて開催され、1月期に放送され話題を呼んだ「ブラッシュアップライフ」が作品賞<連続ドラマ部門>グランプリを獲得。脚本を手掛けたバカリズムも脚本賞を受賞した。

「東京ドラマアウォード」は、芸術性や良質な番組の質の高さといった基準とは異なる、市場性や商業性に焦点を充てたアウォード。対象となる作品は、2022年7月から2023年6月までの1年で放送されたTVドラマで、一次審査と二次審査ののち、残った作品の中から、新聞社、TV誌、放送局、通信社などの審査員の投票により作品および個人賞が決定する。


「ブラッシュアップライフ」は、バカリズムさんが壮大なスケールで不思議な日常を描いた、地元系タイムリープ・ヒューマンコメディ。地元の市役所で働く33歳の近藤麻美(安藤サクラ)が、自分の平凡な人生を0からやり直す物語で、徳を積みながら自分や周りの人たちの人生をちょっとずつ変えていく姿が大きな共感や笑いを生み出した。

司会の石坂浩二がバカリズムさんのネタに触れ、ストーリー作りは慣れているのかと尋ねる。バカリズムさんは、「自分のコントを20年以上作っているので、コントの延長線上で書いている感覚です。経験もかなり生きていると思います」とうなずく。奇想天外なストーリーをどう思いついたかと聞かれると、バカリズムさんは「タイムリープものは人生の途中からやり直すパターンが多かったけど、生まれたところから毎回だったら結構面倒くさいなと思って(笑)。見るほうも成立させるのも大変だから逆にやってみようと思いました。想像を膨らませて書きました」と物語のきっかけを語っていた。

出演した木南晴夏も、「本当に楽しかったです。台詞が長回しでずっとただ会話しているような、お芝居とリアルの境界線がわからなくなる感覚でした。ずっとリラックスして臨めるような場で。バカリズムさんが本当にすごいなと思っています」と、脚本を絶賛していた。

また「鎌倉殿の13人」で優秀賞を受賞し、主演男優賞を受賞したのは小栗旬。石坂さんと「お久しぶりです」と壇上で笑みを交わし合う。あの役をどう思ったかと聞かれると、小栗さんは「最初は本当に翻弄される若者で、そこから頼朝亡き後、ひたすら鎌倉を背負って生きていく(役)」と解釈したという。物語の後半からは声が変わったことを指摘されると、小栗さんは「そうですね。最初から(声を変えることは)ずっと考えながらやっていました。いろいろなことがチャレンジできました」とにこやかに明かしていた。



(シネマカフェ編集部)
    ニュース設定