NIGO®とVERDYのコンセプトショップ店内が初公開、目指すは「東京に行ったら訪れたいお店」

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2023年10月31日 17:51  Fashionsnap.com

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 「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」を展開するオツモが、デザイナーのNIGO®とグラフィックアーティスト ヴェルディ(VERDY)のアイデアを詰め込んだコンセプトショップ「オツモプラザ(OTSUMO PLAZA)」を11月4日にオープンする。10月31日には、営業開始に先駆けて店内が初公開された。

 コンセプトショップは、東京メトロ表参道駅から徒歩5分ほどの場所に位置し、藤原ヒロシがディレクションしたコンセプトストア「ザ プール 青山(the POOL aoyama)」、ナイキラボ専門ストア「NIKELAB MA5」跡にオープン。近隣では、小原流会館や「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」青山店などが営業している。

 オツモは、2022年秋に東京から世界に挑戦するクリエイターのためのシェアアトリエ「オツモセンター」(通称オツモ荘)を開設。「昭和の漫画家たちが集まったトキワ荘のように、日本の次世代を担うクリエイターたちの活躍を体現できる場にしたい」というNIGO®の想いが込められたアトリエで、現在はヴェルディをはじめとした多くのアーティストが拠点として制作を行っている。「オツモセンターのクリエイターから生まれるアイデアを形にして実際の店舗で展開してみたい」というNIGO®のアイデアを受けてプロジェクトが始動し、アトリエのスタートから約1年のタイミングで開店にこぎつけた。誘いを受けたヴェルディも「自分が手掛けた商品を実物を見て購入してもらえる場所があれば」と考えていたタイミングだったため、二つ返事でプロジェクトへの参加を決めたという。

 同ショップは、「ウエステッド ユース(WASTED YOUTH)」など、ヴェルディが手掛けるアイテムを購入できる初の常設店舗。開店のタイミングではウエステッド ユースのインライン商品やヴェルディが描き下ろしたオリジナルデザインのオツモプラザ限定アイテムなど20〜30型を展開する。毎週木曜日にショップのSNS上で新商品の告知をし、土曜日に新商品を発売する。オツモ代表取締役社長COOの松沼礼氏は「今後さまざまなクリエイターとのコラボ商品が店頭に並ぶかもしれない。その辺りも楽しみにしていただけたら」と今後のアイテム展開について含みを持たせた。

 店舗の内装は、NIGO®がディレクションを担当。ヒューマンメイドの「THE FUTURE IS IN THE PAST(未来は過去にある)」というコンセプトにもある通り、マンション室内プール跡の形状を活かしつつ、入店した時にインパクトを与えられるような店作りを目指した。社名、店舗名にも採用されている「オツモ」というフレーズは「25」(=NIGO®)を表す寿司用語から来ており、レジ横にはヴェルディがデザインした暖簾を設置している。

 松沼代表取締役社長COOはオツモプラザの経営方針について「縛りを設けずに、クリエイターの方々の自由な表現の場として活用してもらいたい。それが結果的にファンの方々を喜ばせることにも繋がると思っている」コメント。ヴェルディは「常設店舗を出店するのが初めてなのでドキドキしている。ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)のように、『東京に行ったら訪れたいお店』として名前が挙がるショップにできたら」と語った。アーティストとしての自身の今後の目標としては「世界で活躍する日本人クリエイターは多くいるが、凄すぎて別世界の人のように感じる人が多いと思う。自分は年齢、距離感的にも身近に感じてもらいやすいと思うので、そういう意味で若い人たちの道標になれたら」と話した。


■OTSUMO PLAZA所在地:東京都港区南青山5丁目12-24営業時間:11:00〜19:00連絡先:03-6425-9625
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