「崇めすぎ」吉田沙保里、実家“体罰”発覚まで8年は「言えない圧」トンデモ施設名にも批判集中

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2023年10月31日 19:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

吉田沙保里

《この度は、私の家族による報道でお騒がせをして誠に申し訳ございません。兄の愚行により、傷を負われたご本人とご家族の方々に深くお詫び申し上げます》

 元女子レスリング選手・吉田沙保里の実家が営む「一志ジュニアレスリング教室」(三重県津市一志町)をめぐって発覚した“体罰”事件。10月27日発売の『週刊現代』の報道により、沙保里の兄で同教室の監督・吉田栄利氏が2015年11月、練習に参加していた当時6歳の男児を平手で3発打っていたこと、壁にぶつかってこめかみから出血した男児は意識朦朧としていたことなどが明らかに。30日には、沙保里が自身のX(旧ツイッター)で《いかなる理由があっても暴力行為は決して許されるものではなく》として謝罪文を投稿した。

「サオちゃんのオリンピックがヤバい」

 被害男児の父親は同教室のコーチを務めていたが、当時ほかの父兄から《警察に通報したらサオちゃんのオリンピックがヤバい》と言われ、父親自身も《ここ一志で、吉田家に逆らうなんて考えられない》と思い込んでしまったそう。しかし、今年ようやく声を上げるに至り、栄利氏は9月15日付で「2年間の指導資格停止処分」を受け、津レスリング協会の会長も辞任することになったという。

「事件を起こしたのは栄利氏ですが、ネット上では『週刊現代』に直撃された母・吉田幸代氏が騒動について《ちょっとした気持ちの行き違い》などとコメントしたことも“炎上”しています。さらに、沙保里に関しても《兄の道場だから無関係が通用するのかな…?》《吉田沙保里がオリンピック掛かってた時期だから〜と周りから固められてたなら、無関係ってわけにはいかないでしょ》と指摘する声も上がりました」(スポーツ紙記者)

 そんな意見を受けてか、冒頭の謝罪文を投稿した沙保里。その一方、一部ネット上では津市の屋内総合スポーツ施設『サオリーナ』に注目が集まっている。2017年10月に開業した同施設は、2012年5月に基本設計を発表。「サオリーナ」という名称は同年10月に発表された。

名称変更を求める声も

「沙保里さんは同年9月、レスリング世界選手権10連覇、五輪を合わせて13大会連続優勝を達成するという快挙が話題になっていました。翌年にはリオデジャネイロ五輪を控えているタイミングでもありましたから、津市サイドが浮かれていたことも想像できます。『サオリーナ』は沙保里さんに命名してもらったそうで、2017年の同施設完成式に出席した彼女自身も“家族と一緒に考えた”などと語ったことが報じられていました」(同・スポーツ紙記者)

 なお、『サオリーナ』の建設が始まったのは2015年4月。今回『週刊現代』で表沙汰になった栄利氏の体罰事件は、同年11月に起きていた。

 体罰事件が明るみに出るまで8年かかったことに対し、ネット上には《何で親御さんは警察にすぐ届けないのよ?》という疑問も寄せられていたが、「サオリーナ」の存在を知るネットユーザーからは、

《この事件があったのって、市の公共施設サオリーナが建つってころでしょう?》

《言えない圧があったのが問題と思うよ。オリンピックもだし、サオリーナ建設と時期かぶってるから、とても言い辛かったと思う》

 といった意見も。その上で、

《とりあえず、サオリーナの名称は変更したら良いのにね…。個人を崇めすぎるのは良くないよ》

《サオリーナとか市の公共施設に個人名付けることに、住民たちから反対意見が出なかったのかな?》

《スポーツ選手を尊敬する市民ばっかじゃないのに》

《サオリーナとかつけられて市民の人は気の毒。おまけに兄とはいえこんな酷い暴力事件起こして、母親はアレだし》

 など、『サオリーナ』の名称変更を推奨する声も続出している。

「市がやり過ぎた」

 こうした声に対し、地元民を名乗るネットユーザーは、

《津市民だけどいつの間にかサオリーナになってたよ笑 普段利用しないから気付かなかったわ…》

《地元民は吉田沙保里を特別視はしてないよ 市はサオリーナとか名前付けて張り切ってるけどw》

《市がやり過ぎたと思う》

 というように、市政に呆れる様子も。

「親族問題からの名称変更といえば、最近は10月17日付で社名を『SMILE-UP.』に変更したジャニーズ事務所が注目を集めていましたが、『サオリーナ』も同じ道を辿る可能性が出てきました。沙保里さんは同施設完成式で当時、結婚して苗字が変わってもいいように“(吉田は入れず)沙保里だけにした”と説明していたというものの、残念ながら彼女自身のイメージにも影響が出てきつつあるので、『サオリーナ』もどうなることか……」(芸能ライター)

『サオリーナ』については、開館前から入札不調や工事現場での不法就労、不法就労の外国人を仲介した男性に暴力団との不適切関係があったことが判明するなど、トラブル続きの施設として知られる一面も。今後もし名称変更するならば、津市サイドは市民の意見をよく聞いた上で、ポジティブなイメージに繋がる名称を採用してほしいものだ。

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