遠州鉄道が旅客運賃改定申請、来年4月から運賃160〜510円に値上げ

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2023年11月01日 22:11  マイナビニュース

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遠州鉄道は、10月31日付で鉄道事業の旅客運賃上限変更認可申請を国土交通省中部運輸局宛に提出したと発表した。2024年4月1日から実施予定としている。


普通旅客運賃は、現行の140〜250円区間(営業キロ8.0kmまでの区間)を一律20円加算し、現行の280円以上(営業キロ8.1km〜)区間は一律30円加算する。同社は利用者から受け取る「実施運賃」を上限運賃と同額に設定しており、申請通り認可された場合、4月1日から初乗り運賃は160円、営業キロ17.1〜18.0km区間の運賃は510円に値上げされる。通勤定期(大人1カ月)は現行より900〜2,690円、通学定期(大人1カ月)は現行より130〜900円値上げに。改定率は定期外9.7%、通勤定期17.6%、通学定期5.7%、平均11%となる。



遠州鉄道は2022年2月、消費税引上げに伴う改定を除けば39年ぶりとなる運賃改定を実施したが、2022年度は物価高や外注工事費の高騰、電気料金急騰などにより、値上げ効果を大きく上回る水準で営業費用がかさんだ。2022年度の鉄道事業は1億5,000万円以上の赤字となった。



値上げしなかった場合の鉄道部門収支はさらに悪化し、2024〜2026年度の3年間平均で2億1,200万円以上になる見込みと同社は予測。今回申請した運賃改定を行うことで、これを4,594万円にまで圧縮できるとしている。(佐々木康弘)

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