前回からの続き。最近の話です。私は妊娠6ヶ月のユイナです。夫のマナブと結婚して初めて私の実家へ帰省しましたが、私はマナブに対し「自分の要望を言いすぎなのでは?」とモヤモヤしてしまったのでした。悲しそうな両親の顔が忘れられず、悩んだ私が友人たちに相談すると、「マナブさんはただ単に無神経で図々しいだけ」と言われてしまい……?
「空気読めない食い散らかし系ワガママ男」すごいニックネームです。でも否定することもできずにいました。そう言われればそうなのかもしれない……と思ってしまう自分がいたのです。
軽い相談のつもりが、マナブの話はどんどん広がります。
「悪気がなければいいってものじゃないの。悪気がないからこそ、タチが悪いってこともたくさんあるの」トモコの忠告に返す言葉もありません。黙ってしまった私に、トモコはどんどん話を進めます。
「あのね……、マナブさんの言動には「相手」がいないんだよ」「相手……?」
「トモコ、言い過ぎ。そんなことで今さらユイナを責めても仕方ないでしょ」私と一緒に黙って聞いていたミオが、間にはいってくれました。
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トモコの言葉の一つ一つが正論過ぎて、私は何も言い返せませんでした。でも結婚してから気が付くこともたくさんあると思うのです。いま「なんでこんな人と結婚したのか」と後悔しても何にもなりません。ミオからのフォローも胸に響きました。私にも責任はある。私が考えなくてはいけないのは「これからどうしていくか」なのではないでしょうか。これから「マナブへの対応」を変えていこうと思いました。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子