《不倫有名人のトホホな迷言集》「やりました!」「一線は超えてはいない」認める男と言い訳女

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2023年11月06日 11:00  週刊女性PRIME

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(左から)今井絵理子参院議員、降谷建志、布袋寅泰

 不倫の謝罪会見をする夫を鬼のような形相でガン見する妻。芸能史に残る“不倫の言い訳”会見を行った川崎麻世・カイヤ夫妻が、長年にわたる裁判を経て今月ついに離婚が成立した。

「今でこそ不倫は犯罪のように咎められますが、昔の芸能界はゆるかった。斉藤由貴さんとの不倫を謝罪した会見も麻世さんがカイヤさんに指示し、行ったもので完全にセルフプロデュース。鬼のような嫁がいるから仕方ない、という世間に向けた言い訳だったのでしょう。カイヤさんは不倫された上に鬼嫁扱いされて、たまったものじゃなかったのでは」(スポーツ紙記者)

親子で異なる“言い訳”

 不倫謝罪会見は言い訳をして取り繕おうとすればするほど、その人の本性が見えてくる。これまで芸能人たちはどんな迷言を残してきたのか。まずは記憶に新しい今年、不倫騒動を起こした面々から。

「15年ともに歩んできたチームの出した決断ですので、そっと見守っていただけたら幸いです」 降谷建志・'23年

「やりました!」 古谷一行・'92年

 ダサい!と酷評されたのがDragon Ashの降谷建志(44)。自身の不倫報道に対して妻のMEGUMIが沈黙を貫く中、一方的にインスタグラムのストーリーで離婚を発表。家族を“チーム”と表現したことも不倫した側が言うセリフじゃない、と批判を浴びる結果に。

「潔くないですよね。器が小さいというか。お父様の古谷一行さんの不倫報道があったときに“いじられて嫌だった”と告白していた降谷さんでしたが、ご自分の息子さんの気持ちを考えられないんですかね。それにお父様は不倫が発覚した際に謝罪会見を開いたのですが一切言い訳せずに“やりました!”と認め、“関係を持ったことに後悔はないが、表沙汰になったことは後悔している”と正直なコメントを残し、記者や世間から称賛されました」(前出・スポーツ紙記者)

 リスペクトする父から不倫の言い訳は学ばなかったようだ。

「お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません」 ベッキー'16年

 嘘だらけの会見を開いて袋叩きにあったのがベッキー(当時31歳)。ここ数年、不倫報道が芸能ニュースの定番と化すようになったのはベッキーと川谷絵音の“ゲス不倫”がきっかけだろう。『週刊文春』にスクープされたが発売前夜に会見を開いたベッキーは嘘の釈明をしたのだ。

『記事にありましたように、2人でお食事に行かせていただいたこともあります。そして、お正月に長崎の(川谷の)ご実家にお邪魔したことも事実です。ただ、お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません』

 と先手を打って言い訳をしたのだが、翌週号の週刊文春で《友達で押し通す予定!笑》というベッキーと川谷の会見前日のLINEのやりとりが公開。

 2人は完全にトドメを刺され、不倫の言い訳が見事に覆されたのだった。芸能評論家の宝泉薫さんは、

「不倫報道によって、結婚したばかりの妻の存在が公になるというお粗末な状況でしたよね。ベッキーの場合は不倫そのものよりもその裏表が明らかになったことで好感度を下げたように思います」

 と、立ち回りの“ゲスさ”を指摘。

布袋寅泰のダサい言い訳に高岡の夫・保坂尚輝は─

 マスコミや世間を相手に大立ち回りをしたのは、今年上半期の芸能ニュースを最も騒がせた広末涼子、ではなく不倫された側の元夫、キャンドル・ジュン氏だった。

「過去にも何度か不倫をしている。心が不安定になると濃いメイクをして誰かに電話する」 キャンドル・ジュン・'23年

“サレ夫の被害者”という立場から、記者会見では不倫をした妻を下げるような発言を。そこに感じられるモラハラみが指摘され、さらには自身の不倫疑惑や暴行疑惑まで報じられたことでブーメラン状態に。ついには「広末もあの夫じゃ浮気したくなるわ」という広末の擁護派も増えた始末。前出の宝泉さんは、

「周囲の登場人物がしゃべりすぎると当の不倫した本人が比較的、批判を浴びないで済むという現象があります。思い出されるのが、高岡早紀ですね」

 と、'04年の高岡早紀とギタリストの布袋寅泰とのW不倫騒動を挙げる。

「火遊びが過ぎちゃいました」 布袋寅泰・'04年

「“火遊びが過ぎちゃいました”とダサい言い訳をした布袋に対して当時の夫の保阪尚希が会見を開き“人の妻を寝取っておいて許せない”と猛烈に批判しました。当時布袋はビビって逃げ回っていたようで最後まで本当にダサいのですが、一方で当事者の高岡は強烈な夫の陰に隠れて叩かれなかった」(前出・スポーツ紙記者)

 魔性の女・高岡にとっては男たちが周囲で騒ぐのもどこ吹く風だったようだ。

「私の心の内を話し、それを妻がテレビで見て(知る)ということは必ず傷つけてしまう。お答えできません」 東出昌大・'20年

「スキだらけなんでしょうね」 渡辺謙・'17年

 新型コロナウイルスが蔓延する直前、連日のようにバッシングされたのが女優の杏と当時、婚姻関係にあった東出昌大。共演者で当時21歳だった唐田えりかと不倫をしたあげくに、報道陣から杏と唐田のどっちが好きか、と問われた東出は「(妻を)傷つけてしまう」と言葉を濁した。

「これは嘘でも杏さんと答えるべきでした。唐田さんには裏でフォローすればいい話であって、東出さんのまっすぐな性格が出ちゃったような気がしますね。かえって杏さんを傷つけるということに気づいていない。

 義理の父親である渡辺謙さんは南果歩さんとの婚姻中に不倫会見をして、“スキだらけなんでしょうね”と苦笑し、自分を下げることで一段落つけさせました。ただ、痩せたのでは?というリポーターからの指摘には“顔が締まったと言っていただけると。身体づくりをいいペースでできたので”とカッコつけたのが、いかにもハリウッドスターとしてのプライドといったところ(笑)」(宝泉さん)

 一時は義理の親子関係にあった2人。どちらにも振り回された杏に、同情が集まる結果に。

少女のころは“国民的スター”だったふたり

「社会人の先輩に会社設立の相談をしていた」 福原愛・'21年

「妻帯者なので一線を越えてはいない」 今井絵理子・'17年

 その後の行動から言い訳がまったくの嘘であったことがバレてしまったのがこの2人。まずは今も元夫と子どもをめぐって泥沼バトルを繰り広げている福原愛。

「'21年3月、5歳年下の商社マンだったAさんと連泊デートが報じられた当時、福原さんもAさんも婚姻中でした。すぐに“友達のひとり”などと釈明し不倫を否定した福原さんでしたが、その後すぐに夫の元卓球選手と離婚し、ほどなく2人は福原さんが所有するマンションで同棲を始めました。Aさんも妻と一方的に離婚し、今では福原さんの長男と3人で暮らしている。中国でも日本でも福原さんの好感度は急落している。最初の不倫報道のときに正直に話していれば世間の見る目も違ったかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)

 一方で、世間の見る目を気にしてもなさそうなのが、元SPEEDの今井絵理子参院議員。

「当時妻帯者で神戸市議会議員だった橋本健氏とお泊まりに加えてグリーン車での手つなぎショットを週刊誌に撮られた際の今井さんは、“好意はあるが妻帯者なので一線を越えてはいない”と苦しい言い訳をした上に“結婚生活が長く破綻し、離婚調停をしていると聞いている”と相手の妻をさらに傷つける最低な発言までしています。

 次回の参院選では落選するだろうと思われていたのですが、比例区で出馬したため再選。今井さんは世間の好感度よりも自民党内のおじさんたちからの支持のほうが大切なんでしょうね。フランス研修で炎上したり相変わらず常識を疑う行動が多い。当時のお相手だった橋本さんとは現在も事実婚状態が続いているようです」(前出・スポーツ紙記者)

 少女のころは国民的スターだった2人。転落のスピードも速い?

「普通の男性としての能力というのがなくて、精神的な支えが必要だったと思います」 小室哲哉・'18年

「悲しくなった」と宝泉さんが評するのが、ミュージシャンの小室哲哉。

「'18年1月に女性看護師との不倫を報じられ、会見を開いた小室は当時の妻だったKEIKOが、くも膜下出血による後遺症で幼児化していると発言。介護のつらさを語り同情を集め、さらに“本当にお恥ずかしい話ですが5年6年、男性としての能力というのがなくて精神的な支えが必要だったと思います”と自身の男性機能について説明を始めました」(前出・スポーツ紙記者)

 前出の宝泉さんは、

「ちょっと言い訳をしすぎましたよね。あまりにも捨て身。あれ以来彼の音楽から色気を感じなくなったというファンも多いでしょう」

 今年復活を遂げたKEIKOだが、逃げ腰の小室との共演はあるのだろうか──。

 さまざまな芸能人の謝罪会見を見てきた宝泉さんは、

やはり初期対応が大事ですよね。潔く認めて謝罪して視聴者に対してははぐらかすくらいの感じでいいと思うんです。“これから仕事でお返しします”とかね。歌舞伎役者の坂田藤十郎は中村鴈治郎時代の'02年、51歳年下の舞妓との不倫が発覚した際に“お恥ずかしいなあ、私が元気だって証明くださって”と豪快な切り返しをみせ、妻で国会議員だった扇千景も“問題じゃない”とフォローし、丸く収めました。

 不倫が咎められない稀有な芸能人のひとり、ダウンタウンの浜田雅功も'14年にグラドルとの交際が報じられた際に“羽を伸ばしすぎ、その羽は家族にへし折られました”とファクスし、妻の小川菜摘が“意気消沈ゴリラです”と笑いに変え、昇華させました。これくらい機転の利く信頼感が夫婦関係にあれば評価も下がらないですよね」

 不倫をしても妻や夫が助けてくれるというのは、やはりそれも人間性ということか。

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